前場コメント No.10 SMS、キーエンス、椿本チ、アイチコーポ、ミスミG、東邦銀

2024/07/29(月) 11:31
★10:25  SMS-野村が目標株価引き上げ 需要獲得力の強化が着実に進む
 エス・エム・エス<2175.T>が大幅高。野村証券では、需要獲得力の強化が着実に進んでいると評価。レーティングは「Buy」を継続し、目標株価を4800円→5000円に引き上げた。

 25.3期1Qはカイポケ、介護キャリアを中心とした順調な業績進ちょくを確認でき、営業減益ではあるが、想定線での着地と評価。医療キャリアの成長が鈍化したように見えるが、今後はCP(キャリアパートナー)の稼働向上の効果が見込めるため、野村は予想を微修正にとどめた。同時に発表した自己株取得を踏まえ、DCF(ディスカウントキャッシュフロー)法による目標株価を引き上げるとしている。

★10:25  キーエンス-野村が目標株価引き上げ 為替前提を見直し野村予想を上方修正
 キーエンス<6861.T>が反落。野村証券では、為替前提を円安に見直したため野村予想をやや上方修正。投資判断「Buy」を継続、目標株価を76000円→79000円と引き上げた。

 7月26日引け後に発表された24年4-6月期の営業利益は前年同期比11%増の1234億円と、同6%増の1180億円だった野村予想をやや上回った。販管費は野村予想比で20億円増えた一方、為替円安の効果が43億円の上振れ要因となったほか、原価低減や調達費の抑制などがその他の上振れ要因とみられる。粗利率は83.9%と4四半期連続で上昇し高収益率が維持された。
 野村予想は業績の進ちょくを考慮して販管費の見通しを引き上げた一方、為替前提を円安に見直したためやや上方修正し、目標株価もやや引き上げている。

★10:31  椿本チエイン-4日ぶり反発 1Q営業益5.4%増 モビリティセグメントが堅調
 椿本チエイン<6371.T>が4日ぶり反発。同社は26日、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は40.9億円(前年同期比5.4%増)だったと発表した。
 
 モビリティセグメントにおいて、米州、欧州、韓国の拠点で自動車エンジン用タイミングチェーンシステムなどの販売が増加したことが寄与した。

★10:36  アイチコーポ-続伸 1Q営業益35%増 特装車の売上増などが寄与
 アイチ コーポレーション<6345.T>が続伸。同社は26日、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は9.9億円(前年同期比35.1%増)だったと発表した。
 
 特装車について、電力業界向けの売上が増加したことなどが寄与した。

★10:43  ミスミG-野村が目標株価を引き上げ 主に円安効果、案件ミックス改善が寄与
 ミスミグループ本社<9962.T>が大幅続伸。野村証券では、主に円安効果、案件ミックス改善が寄与に注目。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は3000円→3100円に引き上げた。

 野村では、Q1決算を踏まえて業績予想を見直した。Q1営業利益は前年同期比31%増の118億円と野村予想(99億円)、7/25付QUICKコンセンサス(107億円)を上回ったと指摘。上振れの主な要因は、円安効果増と中国での通信関連案件の獲得とみている。営業利益率は11.9%、粗利益率は47.4%と24.3期Q1の各々10.0%、44.5%から改善したという。円安効果、中国通信関連案件によるミックス改善、増収に伴う数量増と稼働回復効果、値上げ効果(24.3期Q2から実施)などがプラスに寄与し、総じて決算の第一印象はややポジティブであるという。

★10:44  東邦銀行-4日ぶり反発 野村証券との包括的業務提携に関し最終契約締結
 東邦銀行<8346.T>が4日ぶり反発。同社は26日、野村ホールディングス<8604.T>傘下の野村証券と、金融商品仲介業務における包括的業務提携に関する最終契約を締結したと発表した。

 基本合意時に公表のとおり、会社分割(吸収分割)の方法により、同社の公共債・投資信託の窓販業務など、一部の登録金融機関業務に係る顧客口座およびとうほう証券の顧客口座に関する権利義務を野村證券が承継する。

 今回の提携により、福島県内を中心とした顧客の資産運用などに関して、勧誘・販売・アフターフォローなどは同社が、口座の管理は野村證券が担い、協働でさまざまな商品・サービスやコンサルティング機能などを提供するとしている。


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