後場コメント No.3 東レ、住友ゴム、ダイナパック、住友化、マツダ、JUKI

2024/08/07(水) 15:01
★13:06  東レ-後場急騰 上期最終益を上方修正 1Qは93%増
 東レ<3402.T>が後場急騰。同社は7日13時、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想(IFRS)を従来の390億円から460億円(前年同期比59.4%増)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは384億円。
 
 1Q(4-6月)の実績および事業環境などを踏まえた。通期の見通しは上期決算発表時に外部環境の動向を踏まえて見直しを行う予定。7-9月の想定為替レートは1米ドル150円としている。
 
 25.3期1Q(4-6月)の連結純利益は268億円(前年同期比92.6%増)だった。繊維事業、樹脂・ケミカル事業において、自動車用途が需要回復傾向となった。炭素繊維複合材料事業が航空宇宙用途向けに順調に回復していることも寄与した。

★13:06  住友ゴム-後場下げ幅縮小 通期最終益を上方修正 上期は4.7倍
 住友ゴム工業<5110.T>が後場下げ幅縮小。同社は7日13時に、24.12期通期の連結純利益予想(IFRS)を従来の380.0億円から410.0億円(前期比10.7%増)に引き上げると発表した。主に円安が進行したことなどを踏まえた。市場コンセンサスは422.2億円。

 併せて発表した、24.12期上期(1-6月)の連結純利益は387.3億円(前年同期比4.7倍)だった。タイヤ事業が、海外市販用が欧州で増販、海外新車用が北米で増販となったことなどにより、増益となった。スポーツ事業や産業品他事業が増益となったことも寄与した。

★13:12  ダイナパック-急騰 通期最終益を上方修正 固定資産売却益の計上などが寄与
 ダイナパック<3947.T>が急騰。同社は6日、25.3期通期の連結純利益予想を従来の25.0億円から31.0億円(前期比93.0%増)に上方修正すると発表した。

 円安が継続している影響により、外貨建て資産の為替評価にともなう為替差益が想定以上に計上されたこと、および国内子会社の設備投資に対して補助金を受給したことなどにより、経常利益が増加する見込みとなった。また、当初収用にともなう新工場への移転完了時期を下期で予想していたが、移転完了の時期が上期に前倒しとなったことから、上期に特別利益(固定資産売却益)を計上したことも寄与する。

★13:13  住友化学-後場急騰 ペトロラービグ株の一部をサウジアラムコに売却
 住友化学<4005.T>が後場急騰。同社は7日13時、持分法適用関連会社であるペトロ・ラービグについて、持ち分約22.5%をサウジ・アラムコに売却すると発表した。

 ペトロ・ラービグの再建に向け、資本構成見直しおよび債務削減措置について両社で合意した。売却額は約7億0200万米ドル。売却後の同社持ち分は15%となる。同社はペトロ・ラービグに対する債権放棄(7億5000万米ドル)も実施する。25.3期2Q(7-9月)において税引前損益として約270億円の損失を計上する見込みだが、現時点で通期の業績予想に変更はないとしている。

★13:14  マツダ-後場マイナス転換 1Q営業益68%増もコンセンサス下回る
 マツダ<7261.T>が後場マイナス転換。同社は7日13時、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は504億円(前年同期比67.7%増)だったと発表した。市場コンセンサスは591億円。販売奨励金の増加影響を円安効果で相殺したとしている。


★13:19  JUKI-後場急落 通期最終損益を下方修正 一転赤字 今期無配に
 JUKI<6440.T>が後場急落。同社は7日13時、24.12期通期の連結純損益予想を従来の8.5億円の黒字から40.0億円の赤字(前期は70.4億円の赤字)に下方修正すると発表した。

 産業装置事業における中国マーケットの回復の遅れや、工場稼働安定化のための売り上げ平準化施策により売上高が減少する見通し。在庫削減のための追加費用なども響く。期末配当予想も従来の20円(前期末は15円)から無配にする。
 
 24.12期上期(1-6月)の連結純損益は20.0億円の赤字(前年同期は15.4億円の赤字)だった。


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