前場コメント No.1 鳥取銀、MDV、QPS研究、菱地所、日精線、双日

2024/09/30(月) 11:32
★9:00  鳥取銀行-買い気配 石破氏が自民党総裁へ選出 政策期待で鳥取関連に買い
 鳥取銀行<8383.T>が買い気配。9月27日に実施された自民党総裁選において、石破茂氏が選出されたことが材料視されている。

 石破氏は鳥取県の出身であり、「山陰新幹線は中速新幹線方式による工期と経費の大幅短縮を実現」「山陰道の早期全面供用と、鳥取港の整備を加速」といった鳥取県の発展に関する政策を掲げている。同氏の選出を受け、政策恩恵への期待から鳥取県を地盤とする同社のほか、同県に本社を置くトミタ電機<6898.T>も買い気配となっている。

★9:01  メディカルデータビジョン-買い気配 上限200万株・10億円の自己株取得へ 割合は5.24%
 メディカル・データ・ビジョン<3902.T>が買い気配。同社は27日に、上限200万株・10億円の自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は9月30日~2025年3月31日で、自己株式を除く発行済株式総数に対する割合は5.24%。

★9:01  QPS研究所-売り気配 通期最終損益を下方修正 高市氏の総裁選敗北も嫌気
 QPS研究所<5595.T>が売り気配。同社は27日、25.3期通期の連結純損益予想を従来の3.1億円の赤字から16.2億円の赤字(前期は4.3億円の赤字)に下方修正すると発表した。

 9月11日に公表した通り、小型SAR衛星QPS-SAR5号機の通信系に不具合が確認され、今後の継続的なサービス運用に支障が生じる見込みとなった。原因究明と並行して通信系の復旧を試みたものの、安定的なサービス提供は困難と判断し減損損失を計上するとしている。

 なお、自民党総裁選における高市氏の関連銘柄との見方から、先週末27日はストップ高まで上昇していた。一方、同日の大引け後には石破氏の勝利が伝わったこともあり、本日は期待はく落による売りも出ている。

★9:01  三菱地所-売り気配 自民総裁選で石破氏勝利 年内追加利上げの可能性を警戒か
 三菱地所<8802.T>が売り気配。9月27日に実施された自民党総裁選において、石破茂氏が選出されたことが材料視されているもよう。

 自民党総裁選において石破氏と争っていた高市氏は、一部番組で日銀の金融政策運営を巡り「金利を今、上げるのはあほやと思う」と述べるなど、早期の利上げに対するけん制発言などが伝わっていた。一方、総裁選の結果では石破氏が勝利したことから、日銀金融政策決定会合での年内の追加利上げの可能性が再び上昇。金利上昇が負担となりやすい不動産株に売りが出ているようだ。三井不動産<8801.T>、住友不動産<8830.T>なども売り気配でスタートしている。

★9:02  日本精線-買い気配 通期営業益を上方修正 増配も発表
 日本精線<5659.T>が買い気配。同社は27日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の40.0億円から49.0億円(前期比38.5%増)に、年間配当予想を46円から56円(前期は42円)に上方修正すると発表した。

 ステンレス鋼線部門において、太陽光発電パネルなどの製造プロセスで使用される極細線に対する需要の強さが継続している。金属繊維部門では炭素繊維用途や高機能フィルム用途のナスロンフィルターの大口受注が見込まれている。これらを踏まえ、従来予想を上回る見通し。配当予想については、中間および期末をそれぞれ23円から28円に増額するとしている。

★9:03  双日-続落 650万株・250億円を上限に自社株買い 割合約3.0%
 双日<2768.T>が続落。同社は27日、650万株・250億円を上限とした自己株式の取得を行うと発表した。取得期間は2024年10月1日~25年3月31日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は約3.0%となる。

 なお、株価は軟調な地合いから売りが優勢となっている。


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