後場コメント No.1 さくら、川重、富士フイルム、三井不、ジェクシード、日清紡HD

2024/09/30(月) 15:00
★12:30  さくらインターネット-4日続落 GPUクラウドサービスへ追加投資 金額は68億円
 さくらインターネット<3778.T>が4日続落。同社は30日12時、GPUクラウドサービス用のGPUサーバなどに対する追加投資を行うと発表した。

 金額は68億円。投資資金は金融機関からの借り入れにより調達する予定。同社は「NVIDIA HGX B200 システム」の構築に向けて準備を進めているが、その前に「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」搭載サーバを増強して市場の需要に応えることで、規模感ある収益を獲得するとともに、クラウドプログラム供給確保計画の趣旨である「国内AI産業基盤の確保」と「国内AI産業の振興」の実現するとしている。

 なお、株価は軟調な地合いから売りが優勢となっている。

★12:31  川崎重工業-丸三が目標株価引き上げ 防衛関連の中期的な成長見通しは不変
 川崎重工業<7012.T>が11日ぶり反落。丸三証券では、防衛関連の中期的な成長見通しは不変と予想。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を6600円→7000円に引き上げた。

 丸三では、為替前提を1米ドル152円→148円へ修正したほか、1Qに発生したパワースポーツ&エンジンセグメントのリコールの影響を考慮。業績予想を下方修正した。一方、防衛関連事業の受注が好調であるため、防衛関連事業の業績拡大という中期的な見通しは不変と予想している。足元の地政学リスクの高まりによる防衛関連受注の積み上がりなどを考慮し、バリュエーション水準を見直すことで目標株価を引き上げたとしている。

★12:32  富士フイルムHD-3日ぶり反落 先端半導体材料の開発・生産・品質評価の設備を増強
 富士フイルムホールディングス<4901.T>が3日ぶり反落。同社傘下の富士フイルムは30日、半導体材料事業をさらに拡大するため、静岡と大分にある開発・生産拠点において、先端半導体材料の開発・生産・品質評価などの設備を増強すると発表した。
 
 設備投資の総額は約200億円。静岡拠点の新棟の稼働開始は2025年秋、大分拠点の新棟の稼働開始は2026年春の予定だとしている。
 
 なお、株価は軟調な地合いに連れ安している。

★12:33  三井不動産-3日ぶり反落 制服レンタル最大手の株式 50億円で追加取得=日経
 三井不動産<8801.T>が3日ぶり反落。日本経済新聞電子版は30日12時06分に、同社が業務用制服レンタルの国内最大手、アラマークユニフォームサービスジャパン(東京都中央区)の株式を10月中に追加取得すると報じた。
 
 記事によると、同社グループでの持ち分比率を約60%から100%に引き上げるという。国内の配食事業などと組み合わせ、新規の顧客企業を開拓するとしている。

 なお、株価は軟調な地合いに連れ安している。

★12:36  ジェクシード-乱高下 通期最終損益を上方修正 大型案件など寄与
 ジェクシード<3719.T>が乱高下。同社は30日12時30分、24.12期通期の純損益予想を従来の3000万円の黒字から4500万円の黒字(前期は7000万円の赤字)に上方修正すると発表した。ITコンサルティング事業における大型案件の受注や、デジタルサイネージ事業において事業が軌道にのってきたことなどが寄与する。

 なお、株価は発表後に急騰する場面もあったが、その後は利益確定売りに押されるなど荒い値動きとなっている。

★12:37  日清紡HD-岩井コスモが新規に「B+」 業績回復期待などから反発が期待できる
 日清紡ホールディングス<3105.T>が9日ぶり反落。岩井コスモ証券では、高配当利回りと来期以降の業績回復への期待で反発が期待できると判断。投資判断を新規「B+」、目標株価を1080円でカバレッジを開始した。

 岩井コスモでは、マイクロデバイス事業の回復が鈍く、会社計画達成のハードルは高いが、予想PERが1ケタ台でPBRが1倍を大きく割り込む株価は明らかに評価不足と指摘。今後は高配当利回りと来期以降の業績回復期待で反発するとみている。


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