後場コメント No.3 FFRI、みずほ、タカラトミー、アシロ、ぐるなび、ハローズ

2024/09/30(月) 15:00
★13:22  FFRI-ストップ安 高市氏が総裁選で敗退 サイバーセキュリティ関連に失望売り
 FFRIセキュリティ<3692.T>がストップ安。先週末の自民党総裁選において、高市氏を破り、石破茂氏が選出されたことが材料視されている。
 
 高市氏は公約の「経済安全保障の強化」において、海外送信元から日本へのサイバー攻撃が激増する中で、各分野におけるサイバー防御体制の樹立と高度化を急ぐと掲げていた。迅速な攻撃者特定や反撃に必要な法制度整備、情報通信省(外局にサイバーセキュリティ庁)の設置も検討するとしていた。
 
 高市氏が総裁選に敗れたことで、同社のほか、アズジェント<4288.T>、サイバーセキュリティクラウド<4493.T>、カウリス<153A.T>など総裁選の結果公表前に思惑買いが入っていたサイバーセキュリティ関連銘柄に失望売りが出ている。

★13:29  みずほFG-大幅高 石破新総裁選出で年内利上げ観測強まる 銀行株に買い
 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が大幅高。9月27日に実施された自民党総裁選において、石破茂氏が選出されたことが材料視されているもよう。

 自民党総裁選において石破氏と争っていた高市氏は、日銀の金融政策運営を巡り一部番組で「金利を今、上げるのはあほやと思う」と述べるなど、早期の利上げに対するけん制発言が伝わっていた。
 
 一方、市場の予想に反して石破氏が総裁選で勝利。年内の利上げ観測が強まったことで本日の国内10年債利回りは0.855%(前日比+0.05%)へ上昇している。先週のマーケットは高市氏の勝利を折り込む形で銀行株が下げていたこともあり、今回の結果を受けて買い戻される展開となっている。

 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、りそなホールディングス<8308.T>といった大手のほか、住信SBIネット銀行<7163.T>、七十七銀行<8341.T>、などネット銀行や地方銀行まで幅広く買われている。

★13:30  タカラトミー-底堅い 上海に「トミカ」専門店 中国で出店拡大=日経
 タカラトミー<7867.T>が底堅い。日本経済新聞電子版は30日13時に、同社が28日、中国上海市にミニカー「トミカ」の専門店を開いたと報じた。
 
 記事によると、トミカの専門店を開くのは、海外で初めてだという。同社は中国で現代風ベーゴマ「ベイブレード」の投入も計画しており、トミカ以外の製品も含めて市場を開拓するとしている。

★13:44  アシロ-後場下げ幅縮小 期末配当予想を増額 1.41円増額修正
 アシロ<7378.T>が後場下げ幅縮小。同社は30日13時30分、24.10期の期末配当予想を従来の21.43円から22.84円(前期は13.61円)に引き上げると発表した。

 足元の業績が当初の見込みを上回っており、株主に報いることを目的に配当予想を上方修正するとしている。

★13:46  ぐるなび-続落 新サービス「ミセメディア」の開始を延期
 ぐるなび<2440.T>が続落。同社は30日、セイコーエプソン<6724.T>傘下のエプソン販売との共同事業である「ミセメディア」について、サービス開始を延期すると発表した。

 当初は10月1日にサービスを開始する予定だった。開始日程については決定次第改めて公表する。「ミセメディア」は飲食店内にプロジェクターなどの大型ディスプレイを設置し、大画面の映像によって視覚に訴え、接客や提供メニューまで展開可能な来店客の五感に訴える体験型の新しいメディアとしている。

★13:54  ハローズ-続落 上期営業益14%増 各種施策が奏功
 ハローズ<2742.T>が続落。同社は27日、25.2期上期(3-8月)の営業利益は57.5億円(前年同期比14.0%増)だったと発表した。商品面においては、継続して重点販売商品の育成および適切な品質かつ低価格を基本コンセプトとしたプライベートブランド商品の拡充に努めるなど、各種施策が奏功した。

 なお、株価は軟調な地合いに連れ安している。


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