後場コメント No.3 ロート、ダイトーケミ、大阪製鉄、キヤノンMJ、北國FHD、トランシィ

2024/10/30(水) 15:03
★13:00  ロート製薬-大和が目標株価引き上げ 海外伸長に加えインバウンド需要が寄与するとし大和予想を修正
 ロート製薬<4527.T>が3日続伸。大和証券では、海外の伸長に加えてインバウンド需要の一段の拡大で業績上方修正と判断。投資判断「Outperform」を継続、目標株価を4270円→4370円と引き上げた。

 会社側は25.3期通期業績を売上高3200億円(前年比18.2%増)、営業利益432.0億円(同7.9%増)と計画。期初計画からは売上高200.0億円(増減率+6.7%)、営業利益2.0億円(同+0.5%)の上方修正を実施済み。修正の要因は1Qに株式取得を発表したシンガポールとオーストリアの2社の買収効果など。
 大和では、営業利益が会社計画を7.6%上回る465.0億円と予想。前回の大和予想から15億円の上方修正。海外の好調に加えて、中国人訪日外客の増加などに伴うインバウンド需要が寄与する見込みとしている。

★13:02  ダイトーケミックス-6日続伸 上期営業益55%増 上期計画を上回る
 ダイトーケミックス<4366.T>が6日続伸。同社は29日、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は3.8億円(前年同期比54.7%増)だったと発表した。上期の会社計画の2.5億円を上回った。生産経費の削減などが寄与した。

★13:05  大阪製鉄-後場急落 通期営業益を下方修正 上期は計画下回る
 大阪製鉄<5449.T>が後場急落。同社は30日13時、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の59.0億円から53.0億円(前期比24.4%減)に下方修正すると発表した。

 上期(4-9月)が計画を下回ったことに加え、国内建設向け鉄鋼需要の縮減が見込まれることによる生産出荷量の減少懸念などにより、通期も従来予想を下回る見通し。

 25.3期上期の連結営業利益は23.9億円(前年同期比33.7%減)だった。上期の会社計画34.0億円を下回った。鉄スクラップやビレットなどの原材料価格の足下での低下に伴い、棚卸資産評価に関する損失を計上したことが響いた。

★13:06  キヤノンMJ-野村が目標株価を引き下げ 中小企業向けの売上がやや低調
 キヤノンマーケティングジャパン<8060.T>が反落。野村証券では、中小企業向けの売上がやや低調と指摘。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は5900円→5700円に引き下げた。

 野村では、カメラやプリンターの国内販売など従来事業での成長は見込みにくいが、ITソリューションを軸とする収益モデルが確立されつつあると指摘。大手・中堅企業向けのEdgeソリューションや、中小企業向けのIT保守・運用サービスなどが、業績拡大を牽引するとみている。25.12期の営業利益の30%強が成長性の高いITソリューション子会社であること、強固な資金力を活かしたIT領域での更なるM&Aの潜在力といった観点から見ても、現状の株価には割安感が強いと考えている。


★13:11  北国FHD-後場マイナス転換 上期最終益17%減 有価証券売却益の減少など響く
 北国フィナンシャルホールディングス<7381.T>が後場マイナス転換。同社は30日13時、25.3期上期(4-9月)の連結純利益は56.6億円(前年同期比17.3%減)だったと発表した。有価証券売却益の減少などが響いた。

★13:11  日本トランスシティ-後場上げ幅拡大 通期営業益を上方修正 増配も発表
 日本トランスシティ<9310.T>が後場上げ幅拡大。同社は30日13時、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の66.0億円から68.0億円(前期比9.0%増)に上方修正すると発表した。

 上期の利益が、料金の適正化および受取配当金の増加ならびに効率的なオペレーションによる生産性向上・費用削減などの利益率の向上が寄与していることにより、前回予想を上回る見込みとなったことなどを踏まえた。

 併せて25.3期の期末配当予想を17円から18円(前期末は7円)に上方修正すると発表した。年間配当予想は34.5円(前期は13円)となる。


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