後場コメント No.5 SMS、住友ファーマ、NTT、SBIリーシンク、東ガス、三菱電

2024/10/30(水) 15:03
★13:38  SMS-野村が目標株価を引き下げ 中期的な業容拡大見通しに大きな変更なし
 エス・エム・エス<2175.T>が急落。野村証券では、中期的な業容拡大見通しに大きな変更なしと指摘。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は5000円→4900円に引き下げた。

 野村では、7~9月期は前年同期比40.9%営業減益だが、もともと利益額の小さい四半期であるうえに、CP(キャリアパートナー)の採用・育成や広告施策等の投資が集中したためであるという。下期はCPの生産性向上が見込めるうえ、カイポケの拡大基調が続いている点を考慮し売上高を上方修正、広告施策等の投下を踏まえ営業利益を下方修正した。医療介護人材不足の対応力等を強みとした、中期的な業容拡大見通しに大きな変更はないとコメントしている。

★13:40  住友ファーマ-後場急落 上期最終損益322億円の赤字 構造改革費用など影響
 住友ファーマ<4506.T>が後場急落。同社は30日13時30分、25.3期上期(4-9月)の連結純損益(IFRS)が322.3億円の赤字(前年同期は677.4億円の赤字)だったと発表した。

 開示済みの早期退職実施に伴い、事業構造改革費用の一部を計上したことなどが響いた。

★13:48  NTT-3日続伸 栃木県に大規模センター建設へ
 NTT<9432.T>が3日続伸。共同通信は30日、同社グループが栃木県に大規模なデータセンターを新たに建設することが分かったと報じた。

 記事によれば、栃木県栃木市の土地を取得するもよう。今後、投資額は最大8000億円程度に増える可能性があるとしている。

★13:49  SBIリーシング-3日ぶりに大幅反落 上期営業益15%増も販売進ちょくの遅れを嫌気
 SBIリーシングサービス<5834.T>が3日ぶりに大幅反落。同社は29日、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は29.8億円(前年同期比14.8%増)だったと発表した。

 商品出資金等販売金額の進ちょく率は46.5%となった。そのうち、JOL商品の進ちょく率は35.6%、JOLCO商品の進ちょく率は54.0%となったとしている。

 なお株価は、販売の進ちょくが一部遅れていることが嫌気され、売りが優勢となっている。

★14:06  東京ガス-後場急騰 1700万株・400億円を上限に自社株買い 割合は4.4%
 東京ガス<9531.T>が後場急騰。同社は30日14時、1700万株・400億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は11月18日~2025年3月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は4.4%となる。

★14:06  東京ガス-後場急騰 上期営業益71%減 市場コンセンサス上回る
 東京ガス<9531.T>が後場急騰。同社は30日14時、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益が382.3億円(前年同月比70.5%減)だったと発表した。市場コンセンサスは374.1億円。

 原料費調整に伴う単価減などが影響した。株価は減益ながら市場コンセンサスを上回ったことや、同日発表した自社株買いを好感した買いが優勢となっている。

★14:10  三菱電機-3日続伸 米国と日本で電力エネルギーシステム事業の生産体制を強化
 三菱電機<6503.T>が3日続伸。同社は30日、米国子会社の三菱電機パワー・プロダクツが、米国内におけるエネルギー転換・電力需要の増加に対応するため、約120億円を投資すると発表した。また、同社による国内での投資とあわせて、同社グループで約160億円を投資し、国内外における電力エネルギーシステム事業の生産体制強化を行うことも発表した。
 
 米国での開閉器・パワーエレクトロニクス機器の需要拡大に対応するため、新工場棟の建設を含む生産エリアの拡張、新生産設備の導入を行い、開閉器、パワーエレクトロニクス機器の生産効率の向上と供給能力の拡大を図るという。なお、開閉器工場の建設にあたり、ペンシルバニア州地域振興・経済開発局より約10億円の助成提案を受けているとしている。


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