前場コメント No.6 アカツキ、KDDI、エクシオG、川重、クオリプス、SHOEI

2024/11/20(水) 11:30
★9:14  アカツキ-急騰 ソニーGのKADOKAWA買収報道を受けて連想買いが波及
 アカツキ<3932.T>が急騰。19日にソニーグループ<6758.T>がKADOKAWA<9468.T>の買収について協議していると報じられたことが手がかり。

 同社は2023年12月にソニーグループと資本業務提携し、第三者割当による自己株式の処分を実施。ソニーGによる同社株の持ち株比率は9.64%(2024年9月時点)となっている。

 ソニーは近年コンテンツを強化する方針を掲げており、KADOKAWA買収の報道を受けて、同社にも思惑的な買いが入っている。ソニーG、KADOKAWAも非常に強い値動きとなってる。

★9:15  KDDI-大和が目標株価引き上げ 株式需給懸念の払拭と非通信好調による来期中計達成期待を反映
 KDDI<9433.T>が反落。大和証券では、株式需給懸念の払拭と非通信好調による来期中計達成期待を反映。投資判断「2(Outperform)」を継続、目標株価を4990円→5550円と引き上げた。

 大和では、京セラの売却方針判明と想定以上の自社株買いによる株式需給懸念の払拭と、非通信好調による来期中計達成期待を反映した。他方競合の獲得強化方針により、株式市場で競争激化懸念が生じる可能性があると指摘。大和では懸念顕在化時の押し目買いスタンスとしたいとした。また下期UQ新料金効果とau施策に注目するとしている。

★9:22  エクシオG-野村がレーティング引き上げ 26.3期以降も力強い営業増益を予想
 エクシオグループ<1951.T>が大幅高。野村証券では、26.3期以降も力強い営業増益を予想。レーティングを「Neutral」→「Buy」に、目標株価を1700円→2200円へそれぞれ引き上げた。

 野村では、NTTドコモ向けの基地局工事拡大や都市インフラでのデータセンター向けの売り上げ成長の加速などを織り込み、営業利益予想を増額。26.3期~27.3期の年率10%以上の営業利益成長は株価に十分織り込まれていないと判断している。NTTドコモは今後、通信障害対応の強化やSub6帯のエリア拡大を進める方針で、25.3期下期以降もモバイル工事の増収は継続するとみている。

★9:26  川崎重工業-続伸 航空エンジン整備参入 年50台以上に=日経
 川崎重工業<7012.T>が続伸。20日付の日本経済新聞朝刊は、同社が航空機エンジンのMRO(修理・整備)事業に参入すると報じた。

 記事によると、2026年度までに約70億円を投じるという。31年度までに年間50台以上を整備できるようにし、年500億円以上の売上高をめざす。MROは航空会社が保有する機体の増加に伴って成長が見込まれており、民間航空機事業の新たな柱に育てるとしている。

★9:29  クオリプス-ストップ高買い気配 PMDAへ訪問 追加質問の回答を11月末~12月初旬提出へ
 クオリプス<4894.T>がストップ高買い気配。同社は19日、医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ前日に訪問し、臨床関連の申請資料の一部を提出するとともに、PMDAより追加質問事項をもらったと発表した。

 今後は同質問に関する回答事項と追加の臨床関連申請資料を、11月末から12月初旬にかけて提出する予定としている。

★9:43  SHOEI-SMBC日興が投資評価引き上げ 会社予想は保守的
 SHOEI<7839.T>が大幅高。SMBC日興証券では、会社予想は保守的と判断。投資評価を「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に、目標株価を2400円→3400円へそれぞれ引き上げた。

 SMBC日興は業績予想を修正し、目標株価と投資評価を引き上げた。25.9期の会社予想は営業減益だが、過去10期において期初に営業減益ガイダンスを発表したのは5期、しかし実際に減益となったのは1期のみと指摘。さらに10期とも期初会社予想を超過しており例年保守的に開示する傾向があるとした。25.9期会社予想の売り上げと数量から推計した単価は国別で同社は日本、欧州、その他地域で下落を見込んでいるが、足元の為替レートやさらなる価格改定を織り込んでいないことを踏まえると会社予想は保守的と考えている。


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