後場コメント No.2 信越化、丸紅、セカンドサイト、ナガワ、FCE、アドバンテ

2025/01/27(月) 15:31
★12:52  信越化学工業-丸三が新規「買い」 多くの高シェア製品保有を評価
 信越化学工業<4063.T>が続伸。丸三証券では、多くの高シェア製品保有を評価。投資判断は新規に「買い」とし、目標株価6600円でカバレッジを開始した。

 丸三では、米国子会社シンテックで2024年に能力増強が完了した塩化ビニル樹脂の拡販と、塩ビの原料となるエチレン新工場の建設決定に期待。半導体市場の回復・拡大も半導体製造に関わる製品を数多く有する同社業績に追い風とみている。また、堅固な財務基盤の下、持続的成長に向けた設備投資の継続と積極的な株主還元にも期待している。

★12:53  丸紅-3日続伸 アフリカの大手医薬品販売会社へ出資参画
 丸紅<8002.T>が3日続伸。同社は27日、アフリカにおいて医薬品を中心に医療機器や診断機器の薬事申請、販売・マーケティング、物流・関連アフターサービスを提供するPhillips Healthcare Corporation(以下、Phillips Pharma)と資本提携に関する契約を締結したと発表した。
 
 Phillips Pharmaはアフリカでトップクラスの医薬品販売会社の1社であり、世界の製薬企業100社以上の製品を東アフリカを中心に提供することで、設立以来アフリカの成長と共に事業を拡大してきたという。今回の提携を通じ、両社は、互いのグローバル・ネットワークを活用することにより、さらなる展開国の拡大や品質の高い医薬品の導入を進め、アフリカに求められる医療の発展に尽力するととしている。

★13:10  セカンドサイトアナリティカ-後場急騰 NTTドコモのdカード与信審査にR2Engineを導入
 セカンドサイトアナリティカ<5028.T>が後場急騰。同社は27日13時、NTTデータグループ<9613.T>と、NTT<9432.T>傘下のNTTドコモに対し、ドコモの金融・決済領域の将来的な事業拡大に向けて、dカードの与信審査に、同社が開発した審査業務に必要な機能を備えた総合実行基盤である「R2Engine」を導入すると発表した。
 
 ドコモでは将来的な事業拡大に向けて、高収益化や他サービスへの審査与信展開等を図ることが可能な、審査エンジンが求められていたという。NTTデータの長年にわたるドコモのシステム開発の実績と、同社の金融・決済領域での豊富なプロダクト導入実績を生かし、同社の「R2Engine」導入が決定したとしている。

★13:13  ナガワ-もみ合い 通期個別純益37億円見込む 3Q累計は23億円
 ナガワ<9663.T>がもみ合い。同社は27日13時、25.3期3Q(10-12月)より非連結決算へ移行し、通期の個別純利益予想を37.0億円(前期比18.2%増)にすると発表した。従来の連結純利益予想は37.0億円(前期比18.6%増)としていた。

 子会社であったNAGAWA OY CONSTRUCTIONの清算が結了し、連結対象とする子会社が存在しなくなったためとしている。

 25.3期3Q累計(4-12月)の純利益は22.6億円だった。非連結決算へ以降したため、前年同期との比較は記載されていない。前年同期の連結比では1.3%減だったとしている。

★13:23  FCE-続伸 湖池屋に人財育成プラットフォームSmart Boardingを導入
 FCE<9564.T>が続伸。同社は27日13時10分、同社が提供する人財育成プラットフォーム「Smart Boarding 」を、湖池屋<2226.T>関東工場に導入することが決定したと発表した。
 
 今後は、人財育成プラットフォームSmart Boardingの専任コンサルタントと、組織として期待する人財像(キャ実践マップ)を明確にし、キャリアマップに紐づいた教育プログラム(学習コンテンツ)を構築。動画コンテンツだけでなくテスト・レポートを用いて一人ひとりの理解度・定着度の強化を図り、実践トレーニングの仕組みも活用し、外部交流や成長意欲を加速させる予定だとしている。

★13:31  アドバンテスト-MSMUFGが目標株価引き上げ CoWoSおよびHBM向け需要の急拡大を反映
 アドバンテスト<6857.T>が6日ぶり大幅反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、先端パッケージ技術CoWoS向けおよびHBM(広帯域メモリー)向け装置需要の急拡大を反映。投資判断は「Overweight」を継続し、目標株価を10400円→11600円に引き上げた。

 MSMUFGでは、想定通りHBM向け装置とCoWoS向け装置需要が盛り上がっていることが、1月23日発表のディスコ<6146.T>の24年10-12月期決算でも確認できた。25.3期以降のSoC(システムオンチップ)テスタ、26.3期以降のメモリテスタの売り上げ見通しを上方修正し、目標株価を引き上げるとしている。


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