後場コメント No.5 HIS、みずほ、ブレインP、守谷商会、ミガロHD

2025/01/28(火) 15:32
★15:01  HIS-急騰 雇用調整助成金の不正受給で63億円を自主返還 業績への影響は限定的
 エイチ・アイ・エス<9603.T>が急騰。同社は27日、同社および連結子会社が受給した雇用調整助成金について、東京労働局からそれぞれ1月22日付、1月27日付で、雇用調整助成金の支給決定取消および返還通知書を受けとったと発表した。

 同社は不正受給の疑いから、特別調査委員会を組織して調査を行うほか、決算発表を延期していた。調査結果を報告するなど東京労働局と面談を行うなかで、同社が受領した雇用調整助成金のうち、約63億円を自主返還することを決定したとしている。調査はまだ継続中であり決算発表時期も未定だが、決まり次第知らせる。

 株価は助成金の返還額が発表され、業績への影響がある程度明らかになったとの見方から悪材料出尽くし的な買いが優勢となっている。

★15:02  みずほFG-新高値 一段の利上げ期待で銀行株に買い ハイテク株安で資金受け皿に
 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が新高値。一段の利上げ期待などから銀行株に買いが入っている。

 日銀が24日に開いた金融政策決定会合で、政策金利とする短期金利(無担保コール翌日物レート)を0.25%から0.5%に引き上げることを決定。その後の植田日銀総裁による記者会見では、日銀の分析例として中立金利は名目では1.0~2.5%くらいの間で分布しているとの説明があった。

 また、中国の新興企業が開発した低コスト生成AIモデル「DeepSeek(ディープシーク)」が警戒され、半導体、電線、重工などの人気株が軒並み急落している。こういった背景もあり、今後の収益拡大期待が強い銀行株が資金の受け皿になっているとみられる。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>なども堅調に推移している。

★15:06  ブレインパッド-後場上げ幅拡大 AIエージェントに係る新規事業開始
 ブレインパッド<3655.T>が後場上げ幅拡大。同社は28日15時、100%子会社としてBrainPad AI Agent(仮称)を設立し、AIエージェントに係る新規事業を開始すると発表した。

 子会社では自律型AIエージェントサービスを開発・提供するサービス開発会社としてグループ内で位置づけ、すでに発表済みの「BrainPad アノテーションエージェント」を皮切りに、順次サービス展開を進める。AIエージェントの普及を阻害するボトルネックを解消するサービスの提供も視野に入れる。設立は3月3日の予定としている。

★15:09  守谷商会-後場買い気配 通期営業益を上方修正 増配も発表
 守谷商会<1798.T>が後場買い気配。同社は28日15時、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の10.5億円から19.5億円(前期比12.7%減)に上方修正すると発表した。

 売上高が前回予想を上回る見込みであることや、原価・工程管理および経費削減などの徹底を図ったことなどにより、各段階利益も前回予想を上回る見込みとなったことを踏まえた。

 併せて25.3期の期末配当予想を80円から100円(うち記念配10円、前期末は80円)に上方修正すると発表した。年間配当予想も同額となる。

★15:10  ミガロHD-後場上げ幅拡大 「The Parkhabio SOHO 横浜関内」への「FreeiD」導入が決定
 ミガロホールディングス<5535.T>が後場上げ幅拡大。同社は28日15時に、グループ会社のDXYZ(東京都新宿区)が展開する顔認証プラットフォーム「FreeiD」が、三菱地所<8802.T>傘下の三菱地所レジデンスの職住一体型賃貸マンション「The Parkhabio SOHO 横浜関内」への導入が決定したと発表した。

 DXYZが開発提供している顔認証プラットフォーム「FreeiD」は、スマートフォンアプリから1度、顔を登録するだけで、日々の暮らしの様々な行動(「入退・本人確認・決済」など)を顔認証でつなぎ、鍵や財布を持たずに「顔ダケで、世界がつながる。」を実現するとしている。


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