前場コメント No.8 サークレイス、マキタ、note、NJS、ダイトーケミ、東製鉄

2025/01/30(木) 11:31
★9:48  サークレイス-急騰 ベニックソリューションと協業開始 DX推進へ
 サークレイス<5029.T>が急騰。同社は29日、川崎重工業<7012.T>傘下のベニックソリューション(兵庫県明石市)と自律型AI技術を活用したDX推進を目的に協業を開始すると発表した。

 同社とベニックソリューションは、自律型AIエージェントを活用し、川崎重工グループとそのグローバル展開および製造業界におけるDXの推進をめざす。これにより、従業員の働き方改革、新たな顧客価値の創出、ビジネスモデルの変革、そして事業基盤の柔軟性向上を実現するとしている。

★9:53  マキタ-野村が目標株価を引き上げ Q3決算は利益率改善が想定以上でポジティブ
 マキタ<6586.T>が急反落。野村証券では、Q3決算は利益率改善が想定以上でポジティブと指摘。投資評価は「Neutral」を継続し、目標株価は5000円→6000円に引き上げた。

 野村では、Q3営業利益は前年同期比90%増の309億円で、野村予想の212億円、1/29付QUICKコンセンサス214億円を大幅に上回った点に注目。会社が25.3期計画の売上は7300億円で据え置く一方(為替前提を円安方向へ修正、数量計画は減額)、営業利益を850億円から990億円へ増額修正した点について、欧州中心に需要の厳しさは続くものの、費用軽減や値上効果等による収益性改善はポジティブであるという。野村予想は売上数量を小幅に減額する一方、上述の収益性の改善効果や為替の増益効果を織り込み、25.3期以降の営業利益予想を増額修正した(25.3期営業利益予想1070億円、野村従来予想924億円、コンセンサス予想902億円)。

★9:59  note-新高値 30日より増し担保金徴収措置を強化 株価は買い優勢
 note<5243.T>が新高値。日本証券金融(日証金)は29日、同社株について30日より増し担保金徴収措置を変更すると発表した。貸借担保金率50%(うち現金担保分20%)を同70%(40%)に引き上げる。

 なお、株価は前日終値と同価格で寄り付いた後に急上昇しており、踏み上げを狙ったショートスクイーズが続いているとみられる。

★10:07  NJS-急騰 埼玉の道路陥没受けて国交省が下水道管理者に緊急点検要請と伝わる
 NJS<2325.T>が急騰。橘慶一郎官房副長官が29日の記者会見で、埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けて、国土交通省が全国の下水道管理者に同様の箇所の緊急点検を要請したと明らかにしたことが材料。

 同日配信された日本経済新聞電子版の記事によれば、「事故の原因の調査結果を踏まえ、必要な対応をとる」と語ったもよう。埼玉県担当課の説明では県道の地下約10メートルにある下水道管が腐食し、破損した部分に土砂が流入したことで、地中に空洞が発生した可能性があるとしている。

 官房副長官の発言を受けて、上下水道の調査などを手がける同社株が買われている。そのほか、日水コン<261A.T>、日本鋳鉄管<5612.T>、日本ヒューム<5262.T>なども高い。

★10:11  ダイトーケミックス-3日続伸 3Q累計営業益85%増 主力の化成品事業が堅調
 ダイトーケミックス<4366.T>が3日続伸。同社は29日、25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が6.7億円(前年同期比85.2%増)だったと発表した。

 主力の化成品事業が増収増益となったことなどが寄与した。

★10:12  東京製鉄-SMBC日興が目標株価引き下げ 収益環境は厳しい
 東京製鉄<5423.T>が反落。SMBC日興証券では、収益環境は厳しいと指摘。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を1700円→1520円に引き下げた。

 25.3期の会社計画は鋼材値下げ前の受注残消化、鉄屑の値下がりなどによって増額修正となったものの、SMBC日興では販売価格の軟化から4Q以降の業績は下降線と見込む。同社はCO2排出量の少ない鋼材の拡販をめざすが、現段階で国内の多くの顧客は環境に対する意識は低いと想定。「脱炭素」だから同社を選好する顧客を地道に増やすことが、株式市場からの評価を高める最善の策とみている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 39,513.97 +99.19
TOPIX 2,781.93 +6.34
グロース250 652.60 -3.39
NYダウ 44,713.52 -136.83
ナスダック総合 19,632.32 -101.26
ドル/円 154.38 -0.86
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ