前場コメント No.4 KOA、ヒューリック、太田昭、三菱重、OBC、FRONTEO

2025/01/28(火) 11:32
★9:09  KOA-8日ぶり反落 3Q累計営業益82%減 産業機器向けなどで減収
 KOA<6999.T>が8日ぶり反落。同社は27日、25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が5.6億円(前年同期比81.7%減)だったと発表した。市場コンセンサスは14.2億円。

 産業機器向けなどが減少したことなどによる減収や、減価償却費などの固定費の増加などが響いた。

★9:09  ヒューリック-4日続伸 蓄電参入 年内3カ所 34年までに1000億円投資=日経
 ヒューリック<3003.T>が4日続伸。28日付の日本経済新聞朝刊は、同社が2034年までに1000億円を投じて全国に蓄電所を整備すると報じた。
 
 記事によると、太陽光などで発電した電力が需要を超えた場合は蓄電池にため、必要に応じて放出するという。まず25年内に静岡や千葉など3カ所程度で蓄電所を整備する。太陽光発電所などでつくった再生エネを蓄電所に送り、夜間から朝にかけて放電することで、自社のオフィスや商業施設など賃貸用不動産で250物件程度の消費電力を100%再生エネ由来とするとしている。

★9:10  ビジネスブレイン太田昭和-反発 光通信が大株主に浮上 保有割合は5.01%
 ビジネスブレイン太田昭和<9658.T>が反発。同社について、光通信<9435.T>が大株主に浮上した。1月27日受付分の大量保有報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は5.01%となっている。

★9:27  三菱重工業-急落 「DeepSeek」ショックによる米電力株の暴落を嫌気か
 三菱重工業<7011.T>が急落。米国の電力株急落が嫌気されているもよう。

 中国のスタートアップ企業ディープシーク(DeepSeek)が低コストの大規模AIを構築したとのニュースを受けて、前日の米国市場ではハイテク株が暴落。エヌビディアは16%超の下落となり、AIによる電力需要低下への懸念から電力株ではビストラ、コンステレーション・エナジーが20%超の下落となった。

 国内の重工各社は電力向けのガスタービンなどを手がけており、データセンター関連としても注目されていた。「DeepSeek」の台頭による電力インフラ投資減への警戒から、同社のほか、川崎重工業<7012.T>、IHI<7013.T>などが売られているようだ。

★9:27  OBC-岩井コスモが目標株価引き上げ 業績の順調さや増配発表が同社株への評価を高めよう
 オービックビジネスコンサルタント<4733.T>が8日続伸。岩井コスモ証券では、業績の順調さを確認できたことや同社が増配を発表したことが同社株への評価を高めると判断。投資判断「A」を継続、目標株価を8000円→8600円と引き上げた。

 第3四半期累計業績は業績の順調さを示す2割営業増益で着地。岩井コスモでは、DX(デジタル変革)に取り組む中堅・中小企業によるクラウド関連投資を追い風にクラウドで業務システムを提供するクラウドサービスが拡大しており、業績の順調さを確認できたことや同社が増配を発表したことなどが同社株への評価を高めるとみている。

★9:34  FRONTEO-反発 エーザイと標的探索に関する共創プロジェクトを開始
 FRONTEO<2158.T>が反発。同社は28日9時、エーザイ<4523.T>と、ライフサイエンスAI分野(AI創薬領域)の標的探索に関する共創プロジェクトを開始すると発表した。
 
 同プロジェクトでは、同社の仮説生成に特化したAI創薬支援サービス「FRONTEO Drug Discovery AI Factory」と、エーザイがこれまで蓄積してきた医薬品研究開発における知識や技術とを組み合わせることで、画期的医薬品の研究開発を加速させるとしている。


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