後場コメント No.6 一工薬、レーザーテク、植松商、トリニ工

2025/01/29(水) 15:30
★15:10  第一工業製薬-後場急落 3Q累計連結営業利益7.2倍も通期据え置きで失望売り
 第一工業製薬<4461.T>が後場急落。同社は29日15時に、25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は38.0億円(前年同期比7.2倍)だったと発表した。通期の会社計画50.0億円に対する進ちょくは76.4%。

 機能材料が、光硬化樹脂材料がIT・電子用途が大幅に伸長したことなどにより、大幅な増益となった。アメニティ材料が増益となったことも寄与した。しかし、株価は通期計画が据え置かれたことから、失望売りが出ている。

★15:18  レーザーテック-後場プラス転換 ASMLが決算発表 4Q売上高は市場予想上回る
 レーザーテック<6920.T>が後場プラス転換。オランダASMLが29日に決算を発表し、4Qの売上高が92.6億ユーロとなり、市場予想を上回ったことが好感されている。

 株価はマイナス圏から前日比4%高の15550円まで上昇する場面があった。

★15:20  植松商会-後場上げ幅拡大 3Q累計営業益55%減も記念配実施を好感
 植松商会<9914.T>が後場上げ幅拡大。同社は29日15時、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益3700万円(前年同期比55.1%減)だったと発表した。

 機械工具業界は、半導体産業では生成AI関連などの一部回復が見られたものの、市場全体の需要回復までには至らず、一部自動車メーカーの生産・出荷停止による影響もあり低調に推移し、減収となったことが響いた。

 併せて、創業75周年記念配当を実施すると発表した。25.3期の中間配当予想を30円から32.5円(うち記念配2.5円、前期末は30円)に引き上げた。年間配当予想も同額となる。
 
 なお株価は記念配実施が好感され、買いが優勢となっている。


★15:22  トリニティ工業-後場上げ幅拡大 3Q累計営業益12%増 配当方針変更と増配も発表
 トリニティ工業<6382.T>が後場上げ幅拡大。同社は29日15時、25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が20.6億円(前年同期比12.3%増)だったと発表した。設備部門、自動車部品部門がいずれも増収増益となった。

 併せて、配当方針を変更すると発表した。25.3期より、総還元性向40%以上とする。このうち配当はDOE(株主資本配当率)2.5%以上を下限とし、株主還元は、配当の支払いもしくは経営判断に基づき機動的に自己株式取得を実施するという。

 変更に伴い、25.3期の期末配当予想を20円から31円(前期末は25円)に上方修正すると発表した。年間配当は40円→51円(前期は40円)となる。


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