前場コメント No.1 三菱自、村田製、ANA、日化薬、ヤマトHD、メンバーズ

2025/02/04(火) 11:30
★9:00  三菱自動車-売り気配 通期最終益を下方修正 3Q累計は68%減
 三菱自動車<7211.T>が売り気配。同社は3日、25.3期通期の連結純利益予想を従来の1440億円から350億円(前期比77.4%減)に下方修正すると発表した。市場コンセンサスは1329億円。

 想定を下回る卸売台数販売、市場競争環境激化に伴う販売費の増加などの足元の実勢に加え、サプライヤーサポートなどを含むインフレ影響、その他経費の積み上がりなどを踏まえた。通期の想定為替レートは1米ドル151円、1ユーロ164円とし、グローバル販売台数は84万8000台とした。

 25.3期3Q累計(4-12月)の連結純利益は332億円(前年同期比67.7%減)だった。

★9:00  村田製作所-買い気配 3Q営業益9%増 円安効果や生産高の増加に伴う操業度益が寄与
 村田製作所<6981.T>が買い気配。同社は2月3日、25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益(IFRS)は2342億円(前年同期比8.9%増)だったと発表した。市場コンセンサスは2500億円。

 コンポーネントが、円安効果や生産高の増加に伴う操業度益により増益となったことが寄与した。

★9:01  ANA-買い気配 通期営業益を上方修正 3Q累計は19%減
 ANAホールディングス<9202.T>が買い気配。同社は3日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の1700億円から1800億円(前期比13.4%減)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは1808億円。

 4Q(1-3月)も堅調な旅客需要が続く見通し。為替影響や整備関連費用の増加も踏まえ、従来予想を上回る見込み。想定為替レートは1米ドル155円とした。

 25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は1712億円(前年同期比18.5%減)だった。航空事業を中心に増収となったものの、運航規模の拡大に伴う整備機会の増加や人財への投資を進めたことにより減益となった。

★9:01  日本化薬-買い気配 通期営業益を上方修正 3Q累計は4.4倍 増配も発表
 日本化薬<4272.T>が買い気配。同社は3日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の193億円から211億円(前期比2.9倍)に、期末配当予想を22.5円から37.5円(前期末は22.5円)に上方修正すると発表した。

 すべての事業領域が堅調に推移することにより従来予想を上回る見通し。年間配当予想は60円(前期は45円)となる。

 25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は181億円(前年同期比4.4倍)だった。セイフティシステムズ事業において中国ローカルメーカー向けが好調に推移したほか、機能性材料事業が半導体市況の回復により堅調に推移するなど、各事業領域で増益となったことが寄与した。

★9:01  ヤマトHD-買い気配 通期最終益を上方修正 3Q累計は52%減
 ヤマトホールディングス<9064.T>が買い気配。同社は3日、25.3期通期の連結純利益予想を従来の50億円から180億円(前期比52.2%減)に上方修正すると発表した。

 3Q(10-12月)に投資有価証券売却益を計上したことや、4Q(1-3月)にに投資事業組合運用益を計上することなどを踏まえた。

 25.3期3Q累計(4-12月)の連結純利益は289億円(前年同期比38.5%減)だった。コントラクト・ロジスティクスの需要減少や、投函サービスの取扱数量減少、営業費用の増加などが響いた。

★9:02  メンバーズ-買い気配 通期営業益を上方修正 3Q累計は赤字縮小
 メンバーズ<2130.T>が買い気配。同社は3日、25.3期通期の営業利益予想(IFRS)を従来の2.0億円から4.0億円(前期比9.6倍)に上方修正すると発表した。

 収益性の回復は道半ばであるものの、中途採用抑制や販管費の効率化などコストコントロールを徹底したことにより収益性が計画以上の回復となった。この結果、各利益が従来予想を上回る見通し。

 25.3期3Q累計(4-12月)の営業損益は1.4億円の赤字(前年同期は5.7億円の赤字)だった。


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