前場コメント No.5 ヒロセ電、みずほ、JR東日本、寿スピリッツ、セイノーHD、トヨタ

2025/02/04(火) 11:30
★9:09  ヒロセ電機-急騰 通期営業利益予想を上方修正 3Q累計は26%増
 ヒロセ電機<6806.T>が急騰。同社は2月3日、25.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を従来の380億円から420億円(前期比23.5%増)に引き上げると発表した。

 為替動向とスマートフォン市場向け、民生用機器向けビジネスが前回予想を上回る見込みとなったことを踏まえた。

 併せて発表した、25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は342億円(前年同期比25.6%増)だった。産業用機器市場向けビジネスが本格回復していないが、スマートフォン市場向け、民生市場向け、自動車市場向けビジネスの売り上げが堅調に推移したことが寄与した。

★9:11  みずほFG-売り買い交錯 3Q連結最終利益33%増 堅調な非金利収益が寄与
 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が売り買い交錯。同社は2月3日、25.3期3Q累計(4-12月)の連結純利益は8554億円(前年同期比33.1%増)だったと発表した。市場コンセンサスは7164億円。

 堅調な非金利収益に加え、日銀政策金利引き上げ効果も発現し、連結粗利益が大幅な増加となったことが寄与した。

 好調な着地となったものの、決算期待で株価が上昇していたこともあり、売り買い交錯となっている。

★9:14  JR東日本-3日続落 3Q営業益18%増も材料出尽くし
 JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020.T>が3日続落。同社は2月3日、25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は3526億円(前年同期比18.1%増)だったと発表した。市場コンセンサスは3526億円。

 運輸事業が、新幹線の利用増や北陸新幹線敦賀延伸開業の影響のほか、在来線(関東圏)の定期外および定期の利用増もあり、増益となった。流通・サービス事業やSC・ホテル事業が増益となったことも寄与した。

 しかし、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:14  寿スピリッツ-新高値 3Q累計営業益15%増 四半期ベースで過去最高
 寿スピリッツ<2222.T>が新高値。同社は3日、25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は135億円(前年同期比15.4%増)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は77.3%。

 インバウンド売り上げの伸長、新規出店効果や商品価格の改定効果などにより増益となった。売上高および各段階利益ともに四半期ベースで過去最高を更新したとしている。

★9:15  セイノーHD-3日ぶり反発 1株2091円で自己株TOB あいおいニッセイ同和や日野自動車などが応募予定
 セイノーホールディングス<9076.T>が3日ぶり反発。同社は3日に、自己株式の取得およびその具体的な取得方法として、自己株式の公開買い付けを行うと発表した。

 自己株式の取得については、2000万0100株・418億2020万9100円を上限とした自己株取得枠を設定、取得期間は2月4日から4月30日とした。自己株TOBについては、取得価格は2091円で、買い付け期間は2月4日から3月5日。買付予定数は2000万株となっている。

 応募予定株式数は、三井住友海上:172万4377株、あいおいニッセイ同和損保:534万7024株、トヨタ自動車:221万0716株、三菱UFJ銀行:55万0047株、三菱UFJ信託:103万2020株、損保ジャパン:102万4740株、東京海上:303万5638株、日野自動車グループ:456万2584株であり、合計で1948万7146株となる。

★9:17  トヨタ自動車-大幅反発 トランプ関税延期を受けて一転買い戻し優勢に
 トヨタ自動車<7203.T>が大幅反発。トランプ米大統領が3日、4日から予定していたメキシコとカナダに対する25%の関税措置の発動について、1カ月間停止することで両国と合意したと明らかにしたことが材料。

 同社など自動車株は前日に関税導入を受けて大幅に売られていたが、一転買い戻しが優勢となっており、前日比3%超上昇する場面が見られる。マツダ<7261.T>も高い。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,845.15 +325.06
TOPIX 2,742.31 +21.92
グロース250 647.88 +5.73
NYダウ 44,421.91 -122.75
ナスダック総合 19,391.96 -235.49
ドル/円 155.16 +0.40
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ