前場コメント No.8 アンリツ、あおぞら、アルペン、三住トラスト、キッセイ薬、メディアドゥ

2025/02/04(火) 11:30
★10:18  アンリツ-岩井コスモが投資判断引き上げ 通信計測事業の収益が回復する見通しとなった
 アンリツ<6754.T>が反発。岩井コスモ証券では、通信計測事業の収益が回復する見通しとなったと判断。投資判断を「B」→「A」、目標株価を1200円→1650円と引き上げた。

 岩井コスモでは、生成AIで利用するデータセンターや光海底ケーブル、自動車向けなどで不振が続いていた同社の主力事業である通信計測事業の収益が回復する見通しになったと指摘。自社株買いを発表したことも併せて同社株の回復が期待できるとみている。

★10:22  あおぞら銀行-大幅続落 3Q累計最終損益162億円の黒字 年間配当は前期並み
 あおぞら銀行<8304.T>が大幅続落。同社は3日、25.3期3Q累計(4-12月)の連結純損益が162.3億円の黒字(前年同期は147.1億円の赤字)だったと発表した。

 前年同期に計上した米国オフィス向けノンリコースローンにかかる与信関連費用(449億円)の減少により、前年同期の最終赤字から黒字に転換した。

 また、未定としていた25.3期の期末配当予想を19円(前期は0円)に修正した。年間配当は76円(前期は76円)となる。

 なお、株価は黒字転換も年間配当予想が前期並みとなったことから売りが優勢となっている。

★10:27  アルペン-5日ぶり大幅反発 通期営業益を上方修正 冬物堅調 利益率改善なども寄与
 アルペン<3028.T>が5日ぶり大幅反発。同社は3日、25.6期通期の連結営業利益予想を従来の63億円から75億円(前期比2.3倍)に上方修正すると発表した。

 上期(7-12月)においてスポーツカテゴリが順調に売り上げを拡大し、気温低下によって冬物販売も堅調な推移となった。売上総利益率が改善したほか、コスト面も収益性を意識した管理を徹底したことも踏まえ、通期の見通しを引き上げた。決算発表は2月6日の予定。

★10:35  三井住友トラスト-岩井コスモが目標株価引き上げ 割安・高配当利回り株として注目
 三井住友トラストグループ<8309.T>が反発。岩井コスモ証券では、割安・高配当利回り株として注目。投資判断「A」を継続、目標株価を4300円→4800円と引き上げた。

 同社は25.3期業績予想の上方修正と増配を発表。岩井コスモでは、政策保有株式売却益が想定以上に拡大しており、今期は上方修正後の純利益予想を上回る約3.5倍の大幅最終増益が期待できるとみている。
 また、同社株は直近で実績PBR0.9倍、今期予想配当利回り約4%の割安・高配当利回り株であり、株式市場の上昇や「金利ある世界」を追い風にして株価上昇が期待できる金融株として注目しているとした。

★10:46  キッセイ薬品-急落 3Q累計経常益13%減 営業外収益の減少が響く
 キッセイ薬品工業<4547.T>が急落。同社は3日、25.3期3Q累計(4-12月)の連結経常利益は53.0億円(前年同期比13.1%減)だったと発表した。

 過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠」などの伸長や売上原価率の改善などにより営業総益となった。一方、有価証券売却益などの営業外収益が減少したことで経常減益となった。

★10:46  メディアドゥ-岩井コスモが目標株価引き上げ 成長への期待感が高まるだろう
 メディアドゥ<3678.T>が続伸。岩井コスモ証券では、成長への期待感が高まるだろうと判断。投資判断「A」を継続、目標株価を2200円→2300円と引き上げた。

 岩井コスモでは、1.ピッコマに次ぐ、さらなる新規商流獲得に期待が持てること。2.戦略投資事業における構造改革が進み、赤字幅の縮小や将来的な黒字化への道筋がみえてきたこと。3.子会社のflierの新規上場。4.海外進出に向けて取り組みが進んでいること。以上の4点に注目や評価をしている。
 また、以前より注目していたFanTopについても、イベントチケットやコンビニプリントなど、より身近で大量にNFTを発行することに期待感が持ていることも好印象と指摘。これらを踏まえると成長への期待感が高まるとみている。


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