前場コメント No.9 富士製薬、JCU、ニトリHD、九電工、フィックスタース、洋缶HD

2025/02/07(金) 11:32
★10:03  富士製薬工業-急落 1Q最終益64%減 一過性利益のはく落が響く
 富士製薬工業<4554.T>が急落。同社は6日、25.9期1Q(10-12月)の連結純利益は9.9億円(前年同期比63.8%減)だったと発表した。営業損益は12.5億円の黒字(前年同期は1.4億円の赤字)となった。

 女性医療が順調に推移し、更年期障害用のエフメノカプセル、新薬の月経困難症治療薬アリッサ配合錠などが伸びた。グローバルCMO(医薬品製造受託)も伸長した。一方、前年同期に計上した投資有価証券の売却などによる一過性利益がはく落したことで最終減益となった。

★10:09  JCU-急騰 通期営業益を上方修正 3Q累計は42%増
 JCU<4975.T>が急騰。同社は6日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の85.0億円から100億円(前期比24.4%増)に上方修正すると発表した。

 エレクトロニクス産業は世界的なスマートフォンやパソコンをはじめとする様々な高機能電子デバイスの需要が回復基調となった。電子分野向けの薬品売上高が当初の予想以上に増加したことなどによる3Q累計期間までの状況および今後の見通しなどを踏まえた。

 25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は76.4億円(前年同期比41.8%増)だった。

★10:13  ニトリHD-続伸 円高進行を好感 一時150円台後半に
 ニトリホールディングス<9843.T>が続伸。円高進行が好感されている。

 6日の米国市場において、前週分の米新規失業保険申請件数などが予想より弱い内容となり、全般ドル売りが先行。日銀の追加利上げの時期が早まるとの観測も高まっており、円高が一段と進行している。7日には一時150.9円台を付ける場面があった。

 円高進行を受け、輸入コスト低下による損益改善が期待される同社に買いが入っている。東邦ガス<9533.T>やエイチ・アイ・エス<9603.T>なども高い。きょう決算発表を予定する日本製紙<3863.T>は3%近い上昇となっている。

★10:15  九電工-東海東京が目標株価を引き下げ 電気や空調衛生の工事は好調持続、宇久島太陽光発電所が課題
 九電工<1959.T>が軟調。東海東京インテリジェンス・ラボでは、電気や空調衛生の工事は好調持続、宇久島太陽光発電所が課題と指摘。レーティングは「Outperform」を継続し、目標株価は7200円→7000円に引き下げた。

 東海東京では、手持工事の採算向上等から収益拡大が続くと予想。一方、宇久島太陽光発電所工事(総投資額2000億円程度)を施工中であるが進捗が遅れているという。本土側の漁協の同意を取れていないため、事業完成のカギとなる交直交換所に着手できていないと指摘。現状では全体の3分の1程度の進捗であるため、26/3期以降も工事を進めることになるが、工事代金の立て替えが増加する可能性があるという。このため、26/3期からの次期中期経営計画にも影響が出ることも否定できないと考えている。

★10:19  フィックスターズ-急騰 1Q営業益41%増 Solution事業が四半期で過去最高益
 フィックスターズ<3687.T>が急騰。同社は6日、25.8期1Q(9-11月)の連結営業利益は7.4億円(前年同期比40.7%増)だったと発表した。Solution事業が四半期で過去最高益を達成したことなどが寄与した。

★10:23  東洋製缶GHD-急騰 通期営業益を上方修正 3Q累計は13%増
 東洋製缶グループホールディングス<5901.T>が急騰。同社は6日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の300億円から320億円(前期比5.5%減)に上方修正すると発表した。包装容器事業における販売が好調に推移することなどを踏まえた。

 25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は306億円(前年同期比13.2%増)だった。包装容器事業を中心に原材料価格上昇分の転嫁を実施したことなどが寄与した。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,787.02 -279.51
TOPIX 2,737.23 -14.97
グロース250 672.12 +1.99
NYダウ 44,747.63 -125.65
ナスダック総合 19,791.99 +99.66
ドル/円 151.61 +0.15
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ