後場コメント No.8 堺化学、ディア・ライフ、日特建、ピーエス、新東、住信SBI

2025/02/07(金) 15:36
★15:12  堺化学工業-後場急騰 通期営業益を上方修正 3Q累計は2.7倍
 堺化学工業<4078.T>が後場急騰。同社は2月7日15時に、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の54.0億円から57.0億円(前期比93.7%増)に引き上げると発表した。製品の統廃合、不採算品からの撤退などにより、販売量の減少による売上高への影響は大きかったものの、価格改定の浸透効果が大きく、期初想定以上に利益を押し上げたとしている。

 25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は46.8億円(前年同期比2.7倍)だった。中国経済の不透明感は依然として残ってはいるものの、成長事業である電子材料の販売数量が前年から回復し、効率化検討事業の収益改善も進んできていることが寄与する。

 併せて、25.3期の期末配当予想を62.5円→72.5円(前期は35円)に修正することも発表した。年間配当は125円→135円(前期は70円)となる。

★15:13  ディアライフ-後場上げ幅拡大 1Q最終益3.9倍 リアルエステート事業で大幅増益
 ディア・ライフ<3245.T>が後場上げ幅拡大。同社は7日15時、25.9期1Q(10-12月)の連結純利益は6.8億円(前年同期比3.9倍)だったと発表した。

 リアルエステート事業において、開発プロジェクトや収益不動産をデベロッパーや一般事業法人などに売却し、大幅増益となったことなどが寄与した。

★15:14  日特建設-後場マイナス転換 通期営業益を下方修正 3Q累計は34%減
 日特建設<1929.T>が後場マイナス転換。同社は7日15時、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の54.0億円から30.0億円(前期比31.1%減)に下方修正すると発表した。

 減収に加え、前年同期にあった高収益の大型工事が得られなかったことおよび人件費の増加、株式公開買い付けに係る諸費用の発生などが響いた。

 25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は23.7億円(前年同期比34.2%減)だった。

★15:14  ピーエスコンストラクション-後場急騰 3Q累計営業益2.1倍 通期未定に修正も増益期待
 ピーエス・コンストラクション<1871.T>が後場急騰。同社は7日15時、25.3期通期の連結営業利益予想を取り下げると発表した。
 
 従来予想は77億円(前期比1.6%減)だった。土木事業での設計変更獲得に加え、建築事業での原価改善があり、通期の見通しは精査中としている。

 25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は109億円(前年同期比2.1倍)だった。

 なお、3Qの大幅増益や通期見通しへの期待から株価は買いが優勢となっている。

★15:18  新東-後場買い気配 通期営業損益を上方修正 上期は計画上回る
 新東<5380.T>が後場買い気配。同社は7日15時、25.6期通期の営業損益予想を従来の4200万円の黒字から1億0900万円の黒字(前期は6300万円の赤字)に上方修正すると発表した。上期までの業績を踏まえた。

 25.6期上期(7-12月)の営業利益は7200万円(前年同期比6.3倍)だった。上期の会社計画の3600万円を上回った。原油価格高騰などによる製造コスト上昇について、明石工場の生産設備を廃止することで同社全体の生産効率を上昇させたことや、販売価格への転嫁を行ったことが寄与した。

★15:25  住信SBI-後場急落 NTT決算会見を嫌気か 自前で銀行立ち上げ検討したいと説明
 住信SBIネット銀行<7163.T>が後場急落。NTT<9432.T>が7日に開催した2024年度第3四半期決算会見の内容が嫌気されているもよう。

 会見のなかでは、経営陣から自前で銀行立ち上げることも検討したいといった説明があった。同社に関しては、昨年にNTTドコモによる買収観測が伝わっていたこともあり、期待はく落による売りが出ているようだ。


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