後場コメント No.5　三井海洋、オカムラ

★15:13　 三井海洋開発－後場一時下げ幅縮小　シェルからブラジル沖合でのFPSOプロジェクト受注
　三井海洋開発<6269.T>が後場一時下げ幅縮小。同社は25日15時、欧州石油大手シェルの子会社が開発を進めるブラジル沖合のGato do Matoフィールド向けのFPSO（浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備）の売買契約およびオペレーション＆メンテナンス（運転・保守点検）契約を受注したと発表した。

　同社は2024年3月に基本設計業務を受注していたが、シェルの最終投資決定を受けて正式受注に至った。同プロジェクトは同社が25年のオペレーションにも対応できる新造のFPSOの設計から機器購入、建造を請け負うもので、FPSOは日量12万バレルの原油生産能力を有するとしている。

★15:19　 オカムラ－3日ぶり反落　英国Ｂｏｓｓ　Ｄｅｓｉｇｎ　Ｌｉｍｉｔｅｄを完全子会社化
　オカムラ<7994.T>が3日ぶり反落。同社は24日、Ｂｏｓｓ　Ｄｅｓｉｇｎ　Ｌｉｍｉｔｅｄ（英国、以下ＢＤＬ）の発行済株式の100%を取得し、完全子会社化すると発表した。
　
　ＢＤＬは、ルースファニチャーおよびアコースティック製品を中心としたコントラクトファニチャーの製造・販売を行っており、高い張り技術と木工技術を有することに加え、デザイン性の高い製品とカスタムメイド対応力を強みとしているという。
　
　同社の海外事業においては、中核製品であるタスクシーティングに加え、ＢＤＬが強みとするルースファニチャーを取り入れることで、製品ラインナップの拡充を図る。また、ＢＤＬの英国・欧州および米国市場における事業基盤と、同社の日本・アジア市場におけるプレゼンスを相互活用することで、製品の拡販および新市場開拓を推進し、海外事業のさらなる拡大をめざすとしている。
　
　なお、株価への好影響は限定的となっている。