後場コメント No.1 ニッスイ、岡本硝子、カナミックN、大気社、高砂熱、テクノプロHD

2025/04/08(火) 15:30
★12:30  ニッスイ-8日ぶり大幅反発 新中計策定 総還元性向40%以上をめざす 1500億円投資計画
 ニッスイ<1332.T>が8日ぶり大幅反発。同社は8日12時、中期経営計画(26.3期~28.3期)を策定したと発表した。

 最終年度の目標として、売上高9700億円(25.3期予想8800億円)、営業利益410億円(同325億円)、ROIC(投下資本利益率)6.0%、ROE(自己資本利益率)10.0%をめざす。国内・海外の食品事業を中心に総額1500億円程度の投資を計画する。株主還元については、300億円以上のキャッシュアウトを行い、安定的な配当を実現しつつ3年間の総還元性向40%以上をめざすとしている。

★12:31  岡本硝子-9日ぶり大幅反発 3D・超精密形状ガラス製品製造ラインの試験稼働開始
 岡本硝子<7746.T>が9日ぶり大幅反発。同社は8日12時、世界初の3D・超精密形状ガラス製品製造ラインについて試験稼働を開始したと発表した。

 プロジェクター、車載用照明などの光源が高輝度LED化、LD化するに伴い、そこに使用される配光レンズなども従来の樹脂では高輝度LEDの発熱、LDの高エネルギーに耐えられないことから、ガラスへの回帰が進んでいることに対応する。今回の設備は「LED用新導光体デバイス」にも対応している。「LED用新導光体デバイス」はLEDから出射する拡散光をある角度範囲に高効率で集光させることが可能なガラスデバイスとしている。

★12:32  カナミックネットワーク-8日ぶり反発 厚生省より居宅介護支援費Ⅱの算定要件対応システムとして採択
 カナミックネットワーク<3939.T>が8日ぶり反発。同社は8日11時30分、同社が提供する「カナミッククラウドサービス」が、厚生労働省老健局が公募した「居宅介護支援費に係るシステムの公募」において、「ケアプランデータ連携システムと同等の機能とセキュリティを有するシステム」として認められ、居宅介護支援費Ⅱを算定できるシステムとして民間企業で唯一採択されたと発表した。
 
 カナミッククラウドサービスは地域包括ケアシステムの一環として多職種連携を支援する情報共有システムを提供しており、高いセキュリティ環境下で多職種連携ならびに、ケアプランデータ連携を提供しており、これが評価され同公募に採択されたとしている。

★12:38  大気社-MSMUFGが目標株価を引き上げ 株主還元強化、26/3期業績拡大が期待される
 大気社<1979.T>が大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、株主還元強化、26/3期業績拡大に期待。投資判断は「Overweight」を継続し、目標株価は3200円→3250円に引き上げた。

 モルガン・スタンレーでは、25/3期営業利益は大型案件の反動影響(売上減収)や竣工案件が少ない事から減益となるが、26/3期は手持ち工事の進捗等による増収、竣工案件増加による利益率上昇から大幅増益を予想(26/3期営業利益は前年比21%増)。株価は今後の業績拡大を十分織り込んでおらず、割安感のある水準と考えている。本決算では新中計を発表予定、会社は株主還元を強化する方針で注目している。

★12:38  高砂熱学工業-MSMUFGが目標株価を引き上げ 良好な事業環境継続を織り込んだ水準で割安感に乏しい
 高砂熱学工業<1969.T>が大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、良好な事業環境継続を織り込んだ水準で割安感に乏しいと指摘。投資判断は「Equal-weight」を継続し、目標株価は6000円→6100円に引き上げた。

 モルガン・スタンレーでは、産業空調、一般空調共に受注環境良好で受注時採算も堅調と指摘。営業利益は総利益率上昇を軸に25/3期以降、過去最高営業利益更新を見込むが、株価は良好な事業環境継続を織り込んだ水準で割安感に乏しいと考えている。需要は、産業空調は、半導体、電子部品等の工場案件等、一般空調は大型再開発案件等が寄与。受注時採算は産業、一般共に上昇傾向で、需給が逼迫している中、採算改善トレンド継続を見込む。今後の増益は、施工効率化や単価上昇等による緩やかな増収、採算改善案件の貢献等による総利益率上昇、が寄与するという。

★12:38  テクノプロHD-SMBC日興が目標株価を引き上げ 課題は残るが業績は良好
 テクノプロ・ホールディングス<6028.T>が大幅反発。SMBC日興証券では、課題は残るが業績は良好と指摘。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価は3400円→3600円に引き上げた。

 SMBC日興では、技術者の退職率悪化や海外事業の成長鈍化といった株式市場の懸念点に対する変化はないとみているが、業績は良好とコメントしている。順調な中途採用、積極的に取り組んでいる単価アップが奏功しており、この良い傾向は当面続くと予想。25/6期は会社計画を上回る利益成長を、26/6期は2桁利益成長を予想している。注力するソリューション事業は25/6期に入り、再び売上成長の加速感がでてきており、アップサイドとしてこの持続性に注目している。


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