前場コメント No.1 NTTデータG、キッセイ薬、JT、鳥居薬、メルカリ、HENNGE

2025/05/08(木) 11:30
★9:00  NTTデータG-買い気配 NTTが同社を完全子会社に 2兆円超でTOB=日経
 NTTデータグループ<9613.T>が買い気配。8日付の日本経済新聞朝刊は、NTT<9432.T>が同社を完全子会社化すると報じた。

 記事によれば、投資総額は2兆円台半ばとなる見通しで、一般株主が持つ4割強の株式を公開買い付け(TOB)するようだ。買い付け価格は足元の株価に3~4割のプレミアム(上乗せ幅)を加えるもようで、同社は一連の手続き後に上場廃止となるという。8日にも発表するとしている。

 報道を受け、同社子会社のNTTデータイントラマート<3850.T>やネットイヤーグループ<3622.T>も思惑から買い気配でスタートしている。

 なお、同社およびNTT<9432.T>は8日8時30分に、報道内容については同社らが発表したものではないとコメント。きょうの取締役会で決議する予定であり、開示すべき事実を決定した場合には速やかに公表するとしている。

★9:00  キッセイ薬品工業-買い気配 今期営業益4%増見込む 増配や自社株買いも発表
 キッセイ薬品工業<4547.T>が買い気配。同社は7日、26.3期通期の連結営業利益予想を60.0億円(前期比3.9%増)に、年間配当予想を120円(前期は100円)にすると発表した。

 主力製品であるOAB(過活動膀胱)治療薬「ベオーバ」や、「タブネオス」「コルスバ」「タバリス」および「カログラ」の育成による国内医薬品売り上げの増加など、増収により売上原価率の上昇や販管費の増加をカバーする計画。

 25.3期通期の連結営業利益は57.7億円(前の期比43.7%増)だった。期末配当は従来予想の45円に対し55円に決定した。

 併せて、中期経営計画(26.3期~30.3期)を策定したことも発表した。最終年度の数値目標として、ROE8%以上、研究開発費控除前営業利益290億円以上などをめざす。早期にPBR1倍超を実現するために、将来に向けた成長投資を積極的に行い、創薬テーマの拡充と成長ドライバーの獲得、国内医薬品の拡大と成長、海外ライセンス収入の拡大を推進する。

 資本政策では、配当性向40%以上をめざすとともに、累進配当(普通配当)とする方針のもとで5年間の総額は270億円を計画する。総額300億円の自己株式取得も行うとしている。

 なお、株価は同時に発表した自社株買いも材料視されている。

★9:00  キッセイ薬品工業-買い気配 立会外買い付けで上限140万株の自社株買い 割合3.27% 消却も発表
 キッセイ薬品工業<4547.T>が買い気配。同社は7日、立会外買付取引(ToSTNeT-3)により140万株・53億3400万円を上限とする自己株式の取得を行うと発表した。
 
 取得日は8日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.27%となる。併せて、上記により取得する自己株式の全株式数を消却することも発表した。消却予定日は6月27日。

★9:01  JT-7日続伸 1Q最終益0.1%増 塩野義製薬に医薬事業を承継、鳥居薬品株を譲渡
 JT(日本たばこ産業)<2914.T>が7日続伸。同社は10日、25.12期1Q(1-3月)の連結純利益(IFRS)は1575億円(前年同期比0.1%増)だったと発表した。市場コンセンサスは1490億円。

 主にたばこ事業におけるプライシング効果がけん引し大幅な増収となったことで営業利益が増加。金融損益の悪化および法人所得税費用の増加を相殺したとしている。

 併せて、塩野義製薬<4507.T>に鳥居薬品<4551.T>株を譲渡、医薬事業を承継することも発表した。25.12期連結業績における親会社の所有者に帰属する当期利益への影響は、鳥居薬品の株式譲渡により約130億円の増加、会社分割による医薬事業の承継により約180億円の減少、これら取引などの合算で約60億円の減少となる見通しとしている。

★9:01  鳥居薬品-買い気配 塩野義製薬が1株6350円でTOB 上場廃止へ
 鳥居薬品<4551.T>が買い気配。塩野義製薬<4507.T>は7日、同社に対して公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。

 TOBの買付価格(普通株式)は1株につき6350円。買付期間は5月8日から6月18日。買い付け予定数は1271万2351株。下限は334万2000株。上限は設けない。TOB成立後、一連の手続きを経て同社株は上場廃止となる見通し。

 同社は同日、TOBについて賛同の意見を表明するとともに、株主に対して応募を推奨するとコメントした。

★9:01  メルカリ-買い気配 3Q累計営業益59%増 US事業がセグメント黒字転換
 メルカリ<4385.T>が買い気配。同社は7日、25.6期3Q累計(7-3月)の連結営業利益(IFRS)は203億円(前年同期比58.9%増)だったと発表した。市場コンセンサスは169億円。

 Japan Regionの着実な利益成長に加え、USでは13億円のコア営業利益を計上し、3Q累計でセグメント黒字転換となったことなどが寄与した。

★9:02  HENNGE-買い気配 30万株・6億7500万円を上限に自社株買い 割合0.93%
 HENNGE<4475.T>が買い気配。同社は7日、30万株・6億7500万円を上限とする自己株式の取得を行うと発表した。取得日は5月8日~6月30日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.93%。

★9:02  HENNGE-買い気配 通期営業益を上方修正 上期は73%増
 HENNGE<4475.T>が買い気配。同社は7日、25.9期通期の連結営業利益予想を従来の15.7億円から17.5億円~19.5億円(前期比72.4%増~92.1%増)に上方修正すると発表した。

 クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」の大型案件を含む新規受注の獲得が想定を上回ったことや、解約が想定を下回ったことなどにより売上高が従来予想を上回る見通し。人材獲得力の強化に向けた積極的な投資、将来のARR(年間経常収益)獲得を目的とした営業活動への費用投下なども想定しており、利益はレンジ形式で従来予想を上回る見通し。

 25.9期上期(10-3月)の連結営業利益は11.2億円(前年同期比72.6%増)だった。


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