後場コメント No.2 東京メトロ、デンソー、ジーエヌアイ、ハルメクHD、三井倉HD、野村マイクロ

2025/08/18(月) 15:35
★13:16  東京メトロ-SMBC日興が目標株価引き上げ 安定増益・増配が続くと予想
 東京メトロ(東京地下鉄)<9023.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、安定増益・増配が続くと予想。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を1700円→1750円に引き上げた。

 SMBC日興では、賃上げやインフレにより鉄道事業費用の増加が続く見込みながら、都心部の良好な需要と輸送効率の高さにより増益基調が続くと予想する。今後の人口動態や費用動向に加えて新線建設による費用増次第で運賃改定の可能性が高まるが、当面は業績および株価ともにボラティリティの小さい展開を想定。株主還元に関しては、連結配当性向40%以上に加えてDOE3.4%程度としており、年2円~3円程度の増配が続くと見込んでいる。

★13:29  デンソー-続伸 走るEVに無線で給電 500キロ走行成功=日経
 デンソー<6902.T>が続伸。日本経済新聞電子版が16日5時、送電用のケーブルを使わずに走行中の電気自動車(EV)に電気を送る「ワイヤレス(無線)給電」の研究開発において、同社が500キロメートルの連続運転に成功したと報じた。

 記事によれば、同社は独自に開発した受電用コイルを搭載したEVを使い、東京・大阪間の距離に匹敵する500キロメートルを約50時間かけて走行したようだ。本社(愛知県刈谷市)の試験場にある周回式道路に送電用コイルを埋め込んだもよう。同社広報部は「今後はコイルの耐久性や給電システムの安全性などのさまざまな技術の水準を高めて実用化をめざす」と述べたとしている。

★13:42  ジーエヌアイ-大幅安 FDAが「ウゴービ」を肝疾患MASH治療で迅速承認 懸念売り優勢
 ジーエヌアイグループ<2160.T>が大幅安。デンマーク製薬大手のノボノルディスクが15日、肥満症治療薬「ウゴービ」について、米食品医薬品局(FDA)から代謝機能障害関連脂肪性肝炎(MASH)の治療薬として迅速承認を取得したと発表したことが材料。

 ロイター通信が18日に配信した記事によれば、FDAの決定は進行中の2部からなる研究の第1部で、ウゴービ投与群がプラセボ(偽薬)群と比較して、MASHと肝硬変を伴う患者において肝臓の状態を改善する効果を示したことを根拠にしているもよう。

 同社はMASHにより肝臓の細胞が傷つき、繊維化が進んだ症状である肝線維症の治療薬ヒドロニドン(F351)が第3相試験で主要評価項目を達成している。MASHの治療薬として競合他社の製品開発が進ちょくしていることを懸念した売りが出ている。同社株は2025年2月、米マドリガルが開発するMASHの治療薬「Rezdiffra」について、治験で有望なデータが発表された際にも売られる場面があった。

★13:43  ハルメクHD-5日続伸 SBI系と保険商品を共同開発 保険料100歳まで一定
 ハルメクホールディングス<7119.T>が5日続伸。同社は18日、傘下のハルメク・エイジマーケティングが、SBIインシュアランスグループ<7326.T>系のSBIいきいき少額短期保険と新たな保険商品を共同開発したと発表した。

 今回開発した商品「SBIの医療共済」「SBIの生命共済」は、保険料が100歳まで一定、保障は100歳まで継続可能などの特徴がある。今回の共同開発は、SBIいきいき少短が2024年に始動した「シニア世代応援プロジェクト」の第6弾の取り組みになるとしている。

★13:59  三井倉庫HD-もみ合い レベル4自動運転トラックの輸送サービスめざすT2に追加出資
 三井倉庫ホールディングス<9302.T>がもみ合い。同社は18日、傘下の三井倉庫ロジスティクスが、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの事業化をめざすT2(東京都千代田区)に追加出資したと発表した。

 今回の追加出資を通じてT2との事業連携関係をさらに強固にするとともに、持続可能な物流インフラの構築に向けて共同で挑戦を続けるとしている。

★14:11  野村マイクロ-みずほが投資判断を引き上げ ほぼ全プロダクトで販売が好調、収益性も改善
 野村マイクロ・サイエンス<6254.T>が大幅続伸。みずほ証券は、2Q以降の受注高水準に鑑みれば、さらなる再評価が可能と判断。投資判断は「中立」→「買い」に引き上げ、目標株価は4430円→3600円に引き下げた。

 みずほでは、株価が軟調だったのは受注高に対する達成確度に対して株式市場が懸念していたからと考えている。一方、25/3期受注高945億円と概ね会社計画通りの水準で着地。26/3期受注高ガイダンスは1172億円とさらに高水準となる会社見通しだが、みずほでは米国で複数の案件を受注すると想定し、概ね会社計画並みに達すると見込む。26/3期受注高の達成確度が高まれば、徐々に再評価が進むと考えている。中長期的には、インド向けの事業拡大も予想している。


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