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ＢｏｆＡ証券が26年3月期以降の業績予想を上方修正。投資評価「買い」を継続し、目標株価を従来の20000円から21500円に引き上げた。

5月2日引け後に発表された4月の既存店売上高は前年比0.9%増と、前年ハードルが落ち着いたこともあり、4ヵ月ぶりに既存店が前年を若干上回った（同社曰く、曜日影響は既存店で－2.3ポイント、全店で－2.3ポイント）。前年程天候に恵まれず、Nクールなどの季節商材が苦戦したが、4月7日まで開催した新生活応援キャンペーンが貢献した。商品別では、リビングルーム家具やベッドルーム家具、家電等の売上が順調に推移した模様である。

当社為替前提の変更（ドル／円：150円から145円）を踏まえて、当社業績予想を上方修正する。目標株価は21500円（前回同様27年3月期予想PER約24倍）に変更する。同社の国内における競争優位性の高さに伴い、引き続きシェアを獲得できる点を踏まえると、割安感があると判断。家電など商品軸の拡大や海外事業など将来に向けた種まきを進めている点も評価。投資判断は「買い」を継続する。中期的には、寡占化が進む可能性があるホームセンター業界において当社のプレゼンスが高まるかに注目。

同社は5月13日引け後に、25年3月期通期決算を発表する見込みである。足元の円高は同社にとってポジティブであるが、粗利益率や経費を中心に保守的に計画を発表すると想定する。25年3月期第3四半期決算説明会では、円高が145円以上に進行した場合に値下げを検討すると同社は言及していたため、改めて同社の価格戦略、及び、粗利益率の改善余地を確認したい、と指摘。

2025年3月期連結営業利益を会社計画1296億円（EPS814.1円）に対し従来予想1238億円（EPS778.7円）から1215億円（EPS750.4円）へ減額したが、2026年3月期連結営業利益を同1275億円（EPS812.3円）から1375億円（EPS858.3円）へ、2027年3月期同1335億円（EPS849.5円）から1435億円（EPS894.6円）へ増額している。