話題の銘柄

5,960円 (+191)
現実的AI活用で先行、大和が「3(中立)」→「1(買い)」、目標株価4800円→6800円
大和証券が利益予想を上方修正。レーティングを「3(中立)」から「1(買い)」へ、今後1年程度を投資期間とした目標株価を従来の4800円から6800円へ引き上げた。

同社は我が国最大級のコンサルティング・ITサービス企業。1872年創業の両替店「野村商店」が1906年に設置した調査部を源流の一つとし、65年に野村総合研究所が設立された。創業の経緯から金融・証券業に強く、証券店舗管理・運営システム「スターシリーズ」は、我が国で過半のシェアを有する(最終顧客数ベース、取材より)。収益モデルはスターはじめ課金型が多く業績は安定的。近年では我が国最高水準にあるコンサルを武器に、顧客本業のデジタル化担うDX案件が強力な成長の牽引車となっている。

当社予想は26年3月期の売上収益を若干下方修正し、金額大きい金融ITの停滞継続が主因。全体では増収ペースが回復傾向にあり、コンサル活況と産業ITの不動産や通信業など内需向け長期大規模案件獲得が牽引車である。営業利益は全般に上方修正とし、(1)DX案件の更なる高難度化が案件採算性を引き上げ、(2)ソフト開発へのAI適用が準備段階ながら開発標準化やツール利用を促進し、生産性が向上するもの。同社は、ソフト開発へのAI適用で先行。長期視点からは、開発コストの20%程度の削減が視野にある。一試算だが28年3月期当社予想における売上原価が20%削減された場合、金額で1150億円の営業利益押し上げ効果となる。

目標株価6800円の算定は、(1)EPSに26年3月期当社予想の183.5円を採用、(2)PERはAI活用から「新世代企業群」の31倍を付与し5689円、(3)調整ネットキャッシュ価値は不算入、(4)セクタ主導企業のプレミアム2割を付与し丸めたもの。中長期目線では「AI関連銘柄」のPER50倍付与から9175円目指す期待もあろう、と指摘。

今2026年3月期連結営業利益を会社計画1500億円(EPS181.8円)に対し従来予想1500億円(EPS174.9円)から1510億円(EPS183.5円)へ、来2027年3月期同1640億円(EPS191.7円)から1720億円(EPS208.0円)へ、2028年3月期同1780億円(EPS208.1円)から1920億円(EPS232.5円)へ増額している。

過去に取り上げた銘柄
05月14日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
スズキ
(7269)
1,868 +68 新ガイダンスは減益も伸びしろあり、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価2250円→2350円
山 九
(9065)
6,966 +446 27年3月期に向けた成長と株主還元が魅力、野村が「Buy」継続、目標株価7800円→8800円
ホトニクス
(6965)
1,520 +66 医用と産業で明暗分かれる25年9月期、26年9月期以降は成長回帰へ、みずほが「買い」継続、目標株価3000円→3400円
菱地所
(8802)
2,590 +57 政策保有株の売却で自社株買いを積み増し、野村が「Buy」継続、目標株価3500円→3710円
05月13日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
川 重
(7012)
8,652 +379 実績上振れ/増益基調維持の姿勢を評価、ゴールドマンが「買い」、「コンビクション・リスト」継続、目標株価10000円→11000円
エクシオG
(1951)
1,869 +148 25年3月期着地は上振れ、26年3月期も増益基調継続を計画、野村が「Buy」継続、目標株価2200円→2400円
JVCKW
(6632)
1,254 +58 無線システムへの関税影響は軽微、安心・安全関連での成長機会を評価、野村が「Buy」継続、目標株価1800円→1900円
日セラミ
(6929)
2,900 +95 超音波・電流センサ共に需要好調、野村が「Buy」継続、目標株価4200円→4400円
05月12日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
栗田工
(6370)
5,269 +628 自社株買い発表、25年3月期第4四半期に大口案件受注、26年3月期にも複数案件の獲得見込む、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価6600円
イビデン
(4062)
4,824 +700 説明会内容を評価、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価6200円→6300円
TIS
(3626)
4,618 +379 金融の大型案件反動減を吸収し増収増益が継続へ、野村が「Buy」継続、目標株価4600円→5000円
日製鋼
(5631)
6,080 +123 成長ストーリーは不変と判断、みずほが「買い」継続、目標株価5600円→6600円
05月09日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
ナブテスコ
(6268)
2,335 +82 ブレーキを緩める時、シティグループが「中立」→「買い」、ターゲットプライス2700円
SCSK
(9719)
4,165 +51 ネットワン買収は業績変動性を強めるが、長期シナジーには注目、SMBC日興が「1」継続、目標株価3800円→4500円
住友商
(8053)
3,627 ±0 エチオピア通信、不動産など見通し改善、依然割安感強い、BofAが「買い」継続、目標株価3800円→4230円
OBC
(4733)
7,308 +19 Up Toクラウド戦略を評価、みずほが「買い」継続、目標株価7700円→8200円
05月08日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
OLC
(4661)
3,259 +95 多様な新商品投入による本格的な加重平均単価の上昇、JPモルガンが「Overweight」継続、目標株価5000円→5500円
エムスリー
(2413)
1,843.5 +58 各セグメントでアップサイドが多い内容、野村が「Buy」継続、目標株価2960円→2970円
ニトリHD
(9843)
17,280 +500 4月月次は4ヵ月ぶりに既存店がプラスに、通常の前年ハードルに戻る、BofAが「買い」継続、目標株価20000円→21500円
ベイカレント
(6532)
7,744 +60 コンサルタントの採用・育成が進捗、コアクライアント戦略が奏功へ、東海東京が「Outperform」継続、目標株価9900円→10300円
05月07日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
GENDA
(9166)
1,140 +70 アニメグッズ販売経路として北米ミニロケが業績を牽引、東海東京が新規「Outperform」、目標株価1410円
キユーピー
(2809)
3,316 +67 第1四半期を底に業績は回復トレンド、中期は海外事業が牽引し最高益の更新が続くと予想、JPモルガンが新規「Overweight」、目標株価4000円
カカクコム
(2371)
2,598.5 +24.5 求人ボックスに積極投資、第三の柱として拡大を期待、シティグループが「買い」継続、ターゲットプライス2400円→3200円
日本M&A
(2127)
669.3 +14.6 25年3月期は通期未達も、第4四半期は過去最高益、大和が「2(アウトパフォーム)」継続、目標株価750円→800円
05月02日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
信越化
(4063)
4,415 +85 逆境時に際立つ業績の安定感、株主還元強化も評価、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価5960円→6200円
特殊陶
(5334)
4,774 +332 新規開発投資の絞り込みを反映し、野村が業績予想を増額修正、「Buy」継続、目標株価5300円→5500円
NRI
(4307)
5,450 +58 売上高1兆円・営業利益率20%の2030年計画への期待、SMBC日興が「1」継続、目標株価5700円→5800円
シンフォニア
(6507)
6,250 +170 注目点は防衛関連と半導体関連、大和が「2(アウトパフォーム)」継続、目標株価3600円→7100円
マーケットデータ
日経平均 37,753.72 -1.79
TOPIX 2,740.45 +1.49
グロース250 713.84 +5.20
NYダウ 42,654.74 +331.99
ナスダック総合 19,211.10 +98.78
ドル/円 145.30 -0.39
大きく動いた銘柄
IPOスケジュール
上場予定はありません
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