話題の銘柄
コンコルディア
(7186)
950.1円 (+5.7)
決算は想定以上、預貸利息中心にフィーは抑えても2ケタ成長を描く、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価1040円→1100円
ゴールドマンサックス証券が業績予想を上方修正。投資判断「買い」を継続し、今後12ヵ月の目標株価を従来の1040円から1100円に引き上げた。
コンコルディアフィナンシャルグループは、5月12日引け後に25年3月期決算を発表。通期累計粗利は2444億円(前期比+19.1%、通期計画2447億円に対し99.8%進捗)、業務純益は1172億円(同+46.9%)、純利益は828億円(同+23.7%、会社通期計画785億円に対し105.4%進捗、当社予想799億円、LSEGコンセンサス797億円/BBGコンセンサス793億円)と当社/コンセンサス予想以上で着地した。第4四半期は概ねトレンド推移のなか、一過性要因として有価証券利息にベンチャーファンドの配当収益を計上し、その分、投信(バランスファンド、外債を内包)の評価損を処理した。26年3月期ガイダンスは純利益955億円(BBGコンセンサス928億円)・DPS34円(同32円)とそれぞれコンセンサスをやや上回った。政策金利0.5%横ばい前提。増益ドライバーは国内預貸金利息の増加(前期の日銀利上げの影響の通期寄与)が中心で、フィー収益は前期の法人役務の高水準から少し抑えた計画、与信費用は前期の反動で少し増加、市場部門でバランスファンドの評価損の追加処理を前提とするなど、あまりストレッチせずに955億円を示せているようだ。株主還元は、今回は増配した一方、自社株買いはなかったが、近年は自社株買い発表は第2四半期、第3四半期が多く、戦略投資がなければ年央に向けて意識されよう。次のカタリストは、インフォメーションミーティング(5月22日)など。
第4四半期実績を反映し、当社業績予想を引き上げた。当社の26年3月期~27年3月期の純利益予想を+7%/+2%増額し、新たに28年3月期予想1030億円を公表する。結果、今後12カ月の目標株価も1040円→1100円(+19%上方余地)に6%引き上げた。決算前に株価が調整していたこともあり、割安感があると考える。フェアPBR0.89倍(従来0.89倍、平準化ROE予想7.14%(従来7.12%)は28年3月期ROE予想(従来27年3月期ROE予想と資本コスト8.0%から算出)と当社の27年3月期予想BPS1237円(従来26年3月期予想BPS1170円からロールオーバー)より算出した。投資判断は「買い」継続、と指摘。
今2026年3月期連結当期純利益を会社計画955億円(EPS83.7円)に対し従来予想897億円(EPS78.8円)から956億円(EPS84.0円)へ、来2027年3月期同982億円(EPS86.9円)から1002億円(EPS88.7円)へ増額し、新たに2028年3月期連結当期純利益を1030億円(EPS91.8円)と予想している。
コンコルディアフィナンシャルグループは、5月12日引け後に25年3月期決算を発表。通期累計粗利は2444億円(前期比+19.1%、通期計画2447億円に対し99.8%進捗)、業務純益は1172億円(同+46.9%)、純利益は828億円(同+23.7%、会社通期計画785億円に対し105.4%進捗、当社予想799億円、LSEGコンセンサス797億円/BBGコンセンサス793億円)と当社/コンセンサス予想以上で着地した。第4四半期は概ねトレンド推移のなか、一過性要因として有価証券利息にベンチャーファンドの配当収益を計上し、その分、投信(バランスファンド、外債を内包)の評価損を処理した。26年3月期ガイダンスは純利益955億円(BBGコンセンサス928億円)・DPS34円(同32円)とそれぞれコンセンサスをやや上回った。政策金利0.5%横ばい前提。増益ドライバーは国内預貸金利息の増加(前期の日銀利上げの影響の通期寄与)が中心で、フィー収益は前期の法人役務の高水準から少し抑えた計画、与信費用は前期の反動で少し増加、市場部門でバランスファンドの評価損の追加処理を前提とするなど、あまりストレッチせずに955億円を示せているようだ。株主還元は、今回は増配した一方、自社株買いはなかったが、近年は自社株買い発表は第2四半期、第3四半期が多く、戦略投資がなければ年央に向けて意識されよう。次のカタリストは、インフォメーションミーティング(5月22日)など。
第4四半期実績を反映し、当社業績予想を引き上げた。当社の26年3月期~27年3月期の純利益予想を+7%/+2%増額し、新たに28年3月期予想1030億円を公表する。結果、今後12カ月の目標株価も1040円→1100円(+19%上方余地)に6%引き上げた。決算前に株価が調整していたこともあり、割安感があると考える。フェアPBR0.89倍(従来0.89倍、平準化ROE予想7.14%(従来7.12%)は28年3月期ROE予想(従来27年3月期ROE予想と資本コスト8.0%から算出)と当社の27年3月期予想BPS1237円(従来26年3月期予想BPS1170円からロールオーバー)より算出した。投資判断は「買い」継続、と指摘。
今2026年3月期連結当期純利益を会社計画955億円(EPS83.7円)に対し従来予想897億円(EPS78.8円)から956億円(EPS84.0円)へ、来2027年3月期同982億円(EPS86.9円)から1002億円(EPS88.7円)へ増額し、新たに2028年3月期連結当期純利益を1030億円(EPS91.8円)と予想している。
過去に取り上げた銘柄
05月14日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
スズキ
(7269) |
1,868 | +68 | 新ガイダンスは減益も伸びしろあり、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価2250円→2350円 |
山 九
(9065) |
6,966 | +446 | 27年3月期に向けた成長と株主還元が魅力、野村が「Buy」継続、目標株価7800円→8800円 |
ホトニクス
(6965) |
1,520 | +66 | 医用と産業で明暗分かれる25年9月期、26年9月期以降は成長回帰へ、みずほが「買い」継続、目標株価3000円→3400円 |
菱地所
(8802) |
2,590 | +57 | 政策保有株の売却で自社株買いを積み増し、野村が「Buy」継続、目標株価3500円→3710円 |
05月13日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
川 重
(7012) |
8,652 | +379 | 実績上振れ/増益基調維持の姿勢を評価、ゴールドマンが「買い」、「コンビクション・リスト」継続、目標株価10000円→11000円 |
エクシオG
(1951) |
1,869 | +148 | 25年3月期着地は上振れ、26年3月期も増益基調継続を計画、野村が「Buy」継続、目標株価2200円→2400円 |
JVCKW
(6632) |
1,254 | +58 | 無線システムへの関税影響は軽微、安心・安全関連での成長機会を評価、野村が「Buy」継続、目標株価1800円→1900円 |
日セラミ
(6929) |
2,900 | +95 | 超音波・電流センサ共に需要好調、野村が「Buy」継続、目標株価4200円→4400円 |
05月12日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
栗田工
(6370) |
5,269 | +628 | 自社株買い発表、25年3月期第4四半期に大口案件受注、26年3月期にも複数案件の獲得見込む、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価6600円 |
イビデン
(4062) |
4,824 | +700 | 説明会内容を評価、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価6200円→6300円 |
TIS
(3626) |
4,618 | +379 | 金融の大型案件反動減を吸収し増収増益が継続へ、野村が「Buy」継続、目標株価4600円→5000円 |
日製鋼
(5631) |
6,080 | +123 | 成長ストーリーは不変と判断、みずほが「買い」継続、目標株価5600円→6600円 |
05月09日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
ナブテスコ
(6268) |
2,335 | +82 | ブレーキを緩める時、シティグループが「中立」→「買い」、ターゲットプライス2700円 |
SCSK
(9719) |
4,165 | +51 | ネットワン買収は業績変動性を強めるが、長期シナジーには注目、SMBC日興が「1」継続、目標株価3800円→4500円 |
住友商
(8053) |
3,627 | ±0 | エチオピア通信、不動産など見通し改善、依然割安感強い、BofAが「買い」継続、目標株価3800円→4230円 |
OBC
(4733) |
7,308 | +19 | Up Toクラウド戦略を評価、みずほが「買い」継続、目標株価7700円→8200円 |
05月08日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
OLC
(4661) |
3,259 | +95 | 多様な新商品投入による本格的な加重平均単価の上昇、JPモルガンが「Overweight」継続、目標株価5000円→5500円 |
エムスリー
(2413) |
1,843.5 | +58 | 各セグメントでアップサイドが多い内容、野村が「Buy」継続、目標株価2960円→2970円 |
ニトリHD
(9843) |
17,280 | +500 | 4月月次は4ヵ月ぶりに既存店がプラスに、通常の前年ハードルに戻る、BofAが「買い」継続、目標株価20000円→21500円 |
ベイカレント
(6532) |
7,744 | +60 | コンサルタントの採用・育成が進捗、コアクライアント戦略が奏功へ、東海東京が「Outperform」継続、目標株価9900円→10300円 |
05月07日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
GENDA
(9166) |
1,140 | +70 | アニメグッズ販売経路として北米ミニロケが業績を牽引、東海東京が新規「Outperform」、目標株価1410円 |
キユーピー
(2809) |
3,316 | +67 | 第1四半期を底に業績は回復トレンド、中期は海外事業が牽引し最高益の更新が続くと予想、JPモルガンが新規「Overweight」、目標株価4000円 |
カカクコム
(2371) |
2,598.5 | +24.5 | 求人ボックスに積極投資、第三の柱として拡大を期待、シティグループが「買い」継続、ターゲットプライス2400円→3200円 |
日本M&A
(2127) |
669.3 | +14.6 | 25年3月期は通期未達も、第4四半期は過去最高益、大和が「2(アウトパフォーム)」継続、目標株価750円→800円 |
05月02日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
信越化
(4063) |
4,415 | +85 | 逆境時に際立つ業績の安定感、株主還元強化も評価、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価5960円→6200円 |
特殊陶
(5334) |
4,774 | +332 | 新規開発投資の絞り込みを反映し、野村が業績予想を増額修正、「Buy」継続、目標株価5300円→5500円 |
NRI
(4307) |
5,450 | +58 | 売上高1兆円・営業利益率20%の2030年計画への期待、SMBC日興が「1」継続、目標株価5700円→5800円 |
シンフォニア
(6507) |
6,250 | +170 | 注目点は防衛関連と半導体関連、大和が「2(アウトパフォーム)」継続、目標株価3600円→7100円 |