後場コメント No.1 アステラス薬、Speee、住友化、リクルートHD、エムティーアイ、旭化成

2024/05/31(金) 15:00
★12:30  アステラス製薬-後場上げ幅拡大 がん治療薬ゾルベツキシマブ 米FDAが承認再申請を受理
 アステラス製薬<4503.T>が後場上げ幅拡大。同社は31日11時30分、HER2陰性の切除不能な局所進行性または転移性胃腺がんおよび食道胃接合部腺がんの治療薬として開発中の「ゾルベツキシマブ」について、米国食品医薬品局(FDA)が承認再申請を受理したと発表した。

 今後、承認された場合は米国で上記対象疾患に対するファーストインクラスの抗CLDN18.2モノクローナル抗体となる可能性があるとしている。

★12:30  Speee-後場買い気配 ステーブルコイン事業でProgmatと協業
 Speee<4499.T>が後場買い気配。同社は31日、同社傘下のDatachainが、Progmatが開発を主導するステーブルコイン(以下、SC)発行管理基盤「Progmat Coin」を用いて発行されるSCの提供およびAUM(運用資産残高)の最大化に向けProgmatと協業すると発表した。
 
 従来からのマルチチェーン・クロスチェーン展開に加え、ステーブルコインのコントラクト開発およびグローバルマーケットでの事業開発を、両社が協働して推進するとしている。

★12:31  住友化学-続伸 保有する海外アルミニウム製錬企業2社の株式売却
 住友化学<4005.T>が続伸。同社は31日、ニュージーランドのニュージーランド・アルミニウム・スメルター(同社持分比率20.64%)およびオーストラリアのボイン・スメルター(同2.46%)の全株式を、両合弁事業のパートナーである英豪系資源大手のリオ・ティントに売却すると発表した。
 
 上記2社の株式保有は、両社から主にアルミニウム地金を輸入、販売するためだったが、同事業は国際アルミ市況の影響を強く受け、損益面でのボラティリティが大きいことなどを踏まえ、売却を決定したとしている。

★12:40  リクルートHD-丸三が目標株価引き上げ 業績予想を上方修正
 リクルートホールディングス<6098.T>が3日ぶり反発。丸三証券では、業績予想の上方修正を考慮し、投資判断は「買い」を継続、目標株価を8000円→9100円に引き上げた。

 丸三では、HRテクノロジー事業は24.3期実績や足元の米求人件数の状況を考慮。利益面では、2024年5月13日に同社傘下の米インディードが発表した人員削減(インディード全従業員の約8%の約1000人)などによる費用削減効果を踏まえた。M&S事業は旅行や美容など販促領域が引き続き堅調であると予想している。

★12:40  エムティーアイ-反発 経産省「令和5年度補正PHR社会実装加速化事業」実証事業者に採択
 エムティーアイ<9438.T>が反発。同社は31日12時02分、PHR(Personal Health Record)サービス利用者の拡大とユースケースの創出をめざして経済産業省が実施する、「令和5年度補正PHR社会実装加速化事業(情報連携基盤を介したPHRユースケースの創出に向けた課題・論点整理等調査実証事業)」の実証事業者として採択されたと発表した。
 
 情報連携基盤を活用し、生活者と健診機関をつなぐ健診の総合サポートアプリ「CARADA健診サポート」と様々な事業者のPHRデータを連携することで、新たなシステムの構築やヘルスケアサービスの創出をめざすとしている。

★12:43  旭化成-SMBC日興が目標株価引き上げ ボラティリティを抑えた高成長企業へ
 旭化成<3407.T>が3日ぶり反発。SMBC日興証券では、ボラティリティを抑えた高成長企業へと判断。投資判断「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を1350円→1400円と引き上げた。

 SMBC日興では、中計最終年度である25.3期、同社は大きな変化の途上にあるとみている。4月24日にはカナダでのセパレータの新工場建設、5月28日には医薬事業での大型買収を発表。一方、5月20日の経営説明会では、主力のAN(アクリロニトリル )を中心に、石油化学関連を縮小する方向性がより明確になった。SMBC日興では、ボラティリティを抑えた高成長企業へ変化する可能性が高まったと考えている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 39,703.36 +361.82
TOPIX 2,815.73 +22.03
グロース250 663.73 -4.57
NYダウ 39,164.06 +36.26
ナスダック総合 17,858.68 +53.53
ドル/円 160.71 -0.06
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ