後場コメント No.5 ユミルリンク、住友商、コンコルディア、三菱UFJ、サンマルクHD、スルガ銀

2024/06/14(金) 15:00
★14:06  ユミルリンク-反発 SNSソリューションなど行うROCを子会社化へ
 ユミルリンク<4372.T>が反発。同社は14日14時、SNSソリューション事業などを展開するROC(兵庫県神戸市)を子会社化すると発表した。

 ROCは、2016年より法人向けにフェイスブックやインスタグラム、ティックトックなどのアカウント運用代行やSNS運用改善ソフトウェアによるSaaS事業を手掛けてきた。ROCを子会社化することにより、SNSマーケティングノウハウの取得やSaaSのシステム連携、両社間での相互送客など相乗効果による企業価値の向上をめざすとしている。

★14:09  住友商事-3日ぶり反発 カタール国営エネルギー会社と油井管の供給契約を締結
 住友商事<8053.T>が3日ぶり反発。同社は14日、カタール国営エネルギー会社のカタールエネルギーと油井管の供給契約を締結したと発表した。
 
 同プロジェクト向け供給数量は約1千トンとなり、日系企業として初の中東地域でのCCS案件向け油井管受注となるという。同製品では、日本製鉄<5401.T>が開発した低CO2鋼材「NSCarbolex Neutral」が採用されるとしている。

★14:10  コンコルディア-みずほが目標株価引き上げ ストラクチャードファイナンスの動向などに注目
 コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186.T>が4日続落。みずほ証券では、ストラクチャードファイナンスの動向や今後の資本政策に注目。投資判断「買い」を継続、目標株価を950円→1100円と引き上げた。

 みずほでは、同社が地盤とする神奈川県・東京都にはソリューション提供のメインターゲットとなり得る多くの企業が存在するため、今後もRORA(リターン・オン・リスクアセット)の高いストラクチャードファイナンス残高の拡大がコンコルディアFGの国内貸出金利息の増加のけん引役の1つとなるとみている。
 25.3期は取り組みを開始してから数年が経過し、約定弁済やパートアウトが進むため、ストラクチャードファイナンス残高の増加モメンタムが鈍化していく可能性があるものの、足元ではRORAの高い案件が増えているもようで、利益の増加モメンタムは好調を維持すると予想している。

★14:16  三菱UFJ-みずほが目標株価引き上げ 中計前提は保守的
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が4日続落。みずほ証券では、今後も規律ある資本運営が行われることに期待、中計前提は保守的と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を1900円→2150円と引き上げた。

 みずほでは、新中計は前中計対比でより成長路線に舵を切ったように映るが、銀行側の為替前提(120円台後半)などは保守的と推察しており、ROE(9%程度)や連結当期純利益(1.6兆円以上)の達成確度は高いと考える。
 今後の利益蓄積による時間軸効果や、銀行前提以上の円安基調が継続する場合、為替換算調整勘定や利益の上振れを主因に余剰資本は想定以上に積み上がる。銀行側は規律ある資本運営を継続し、成長投資と株主還元のバランスを考慮した運営を行うとしており、今後も相応の自己株式取得が期待できると指摘している。

★14:17  サンマルク-4日ぶり反発 5月度の既存店売上高6%増
 サンマルクホールディングス<3395.T>が4日ぶり反発。同社は14日、5月度の既存店売上高は前年同月比6.3%増だったと発表した。全店では同2.4%増だった。

★14:22  スルガ銀行-みずほが目標株価引き上げ 25.3期最終利益計画の達成確度は高い
 スルガ銀行<8358.T>が底堅い。みずほ証券では、25.3期最終利益計画の達成確度は高いとし、投資判断は「中立」を継続、目標株価を900円→1150円に引き上げた。

 同社は政策保有株式を今後5年以内に対連結純資産比率10%以内にすることをめざすと表明した。一方、みずほでは25.3期の銀行計画に政策保有株式に係る売却益が織り込まれていないと推察。最終利益計画の達成確度は高いと判断している。


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