前場コメント No.8 大成建、アイズ、鹿島、ａｒｔｉｅｎｃｅ、理計器、日本製鉄
★10:01 大成建設－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 建築利益率向上と自己株式取得増加期待により推奨
大成建設<1801.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、建築利益率向上と自己株式取得増加期待により推奨とし、投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を7000円→7600円と引き上げた。
1Q業績は、建築工事の採算改善やM&A効果により順調だった。不採算案件の受注や原価高による業績悪化リスクは依然として残っているものの、業績は最悪期を脱して中期的に回復するとＳＭＢＣ日興では予想している。また、政策保有株式の縮減と総還元性向上限100％を踏まえると、26.3期の自己株式取得の増額が期待できると指摘している。
大成建設<1801.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、建築利益率向上と自己株式取得増加期待により推奨とし、投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を7000円→7600円と引き上げた。
1Q業績は、建築工事の採算改善やM&A効果により順調だった。不採算案件の受注や原価高による業績悪化リスクは依然として残っているものの、業績は最悪期を脱して中期的に回復するとＳＭＢＣ日興では予想している。また、政策保有株式の縮減と総還元性向上限100％を踏まえると、26.3期の自己株式取得の増額が期待できると指摘している。
★10:03 アイズ－3日ぶり反発 「メディアレーダー」の取引件数が累計4万件突破
アイズ<5242.T>が3日ぶり反発。同社は3日、同社が運営する広告業界のプラットフォーム「メディアレーダー」の取引件数が累計4万件を突破したと発表した。
メディアレーダーは、マーケティング担当者・広告代理店と媒体社・マーケティングサービス会社を結ぶ、広告業界向けの検索サイトだという。掲載社のニーズに対応するため、利便性やマッチング精度の向上を追求する取り組みを行ってきたことが寄与した奏功したとしている。
アイズ<5242.T>が3日ぶり反発。同社は3日、同社が運営する広告業界のプラットフォーム「メディアレーダー」の取引件数が累計4万件を突破したと発表した。
メディアレーダーは、マーケティング担当者・広告代理店と媒体社・マーケティングサービス会社を結ぶ、広告業界向けの検索サイトだという。掲載社のニーズに対応するため、利便性やマッチング精度の向上を追求する取り組みを行ってきたことが寄与した奏功したとしている。
★10:04 鹿島－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ ROE向上のための業績・財務施策の変化に期待したい
鹿島<1812.T>が反落。ＳＭＢＣ日興証券では、ROE向上のための業績・財務施策の変化に期待したいと判断。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を3000円→3100円と引き上げた。
他の大手ゼネコンと比較して、不採算案件の影響は軽微で、国内外の開発事業の貢献も加わり、相対的に良好な業績を維持している。ただし、他社の業績が回復し始めたことや、同社のROEが10％を割り込む見込みであることなどから、直近の相対株価パフォーマンスは劣位にある。ROE引き上げに向けて、株主還元の積極化や業績の拡大加速がみられれば、相対的に低位のPER水準などに基づいて再評価されるとＳＭＢＣ日興では見込んでいる。
鹿島<1812.T>が反落。ＳＭＢＣ日興証券では、ROE向上のための業績・財務施策の変化に期待したいと判断。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を3000円→3100円と引き上げた。
他の大手ゼネコンと比較して、不採算案件の影響は軽微で、国内外の開発事業の貢献も加わり、相対的に良好な業績を維持している。ただし、他社の業績が回復し始めたことや、同社のROEが10％を割り込む見込みであることなどから、直近の相対株価パフォーマンスは劣位にある。ROE引き上げに向けて、株主還元の積極化や業績の拡大加速がみられれば、相対的に低位のPER水準などに基づいて再評価されるとＳＭＢＣ日興では見込んでいる。
★10:09 ａｒｔｉｅｎｃｅ－野村が目標株価引き上げ インキ好調、トップピック推奨を継続
ａｒｔｉｅｎｃｅ<4634.T>が反落。野村証券では、インキ好調、トップピック推奨を継続と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を4400円→4900円と引き上げた。
野村では、UVインキの切り替え需要や市場シェアの拡大、EV材料の数量増による成長ストーリーの見方は不変とし、トップピック推奨を継続している。Q2決算ではインキ需要の回復やディスプレイ材料の数量回復を確認。24.12期以降の営業利益を上方修正し、バリュエーションの基準期を24.12期から25.12期に変更した。25.12期EPS予想314円にPER15倍半ばを付与し、目標株価を引き上げている。
ａｒｔｉｅｎｃｅ<4634.T>が反落。野村証券では、インキ好調、トップピック推奨を継続と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を4400円→4900円と引き上げた。
野村では、UVインキの切り替え需要や市場シェアの拡大、EV材料の数量増による成長ストーリーの見方は不変とし、トップピック推奨を継続している。Q2決算ではインキ需要の回復やディスプレイ材料の数量回復を確認。24.12期以降の営業利益を上方修正し、バリュエーションの基準期を24.12期から25.12期に変更した。25.12期EPS予想314円にPER15倍半ばを付与し、目標株価を引き上げている。
★10:12 理研計器－野村が目標株価引き上げ 定置型検知器の受注は底打ち
理研計器<7734.T>が反落。野村証券では、定置型検知器の受注は底打ちと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を4500円→4700円と引き上げた。
野村では、25.3期Q1の定置型検知器の受注は回復傾向で24.3期Q4に減少トレンドは底打ちしたもようと判断。Q1決算の動向を反映し、25.3期の定置型検知器の売上高予想を減額、可搬型検知器の同売り上げ予想を増額し、25.3期予想営業利益を微減額修正した。大口顧客の業況改善から26.3期および27.3期にかけて従前よりも大口案件獲得増加を見込めることから、26.3期、27.3期の予想を増額修正している。
理研計器<7734.T>が反落。野村証券では、定置型検知器の受注は底打ちと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を4500円→4700円と引き上げた。
野村では、25.3期Q1の定置型検知器の受注は回復傾向で24.3期Q4に減少トレンドは底打ちしたもようと判断。Q1決算の動向を反映し、25.3期の定置型検知器の売上高予想を減額、可搬型検知器の同売り上げ予想を増額し、25.3期予想営業利益を微減額修正した。大口顧客の業況改善から26.3期および27.3期にかけて従前よりも大口案件獲得増加を見込めることから、26.3期、27.3期の予想を増額修正している。
★10:14 日本製鉄－3日続落 ＵＳスチール買収完了後のガバナンス方針を発表
日本製鉄<5401.T>が3日続落。同社は4日、米国ＵＳスチールの買収完了後のガバナンス方針を発表した。
ガバナンス体制は取締役の過半数は米国籍とし、取締役会は少なくとも3名の米国籍の独立取締役を含むこと、経営陣の中枢メンバーは米国籍とすることを発表した。生産については、同社は米国の鉄鋼市場において、ＵＳスチールの米国国内生産を優先するという。
また、ＵＳスチールに米国籍の委員から成る「通商委員会」を設置・維持し、通商措置に関する意思決定に対して、同社による干渉がなされないことを確実にするため、通商措置に関する決定は独立取締役の過半数の承認を必要とするとしている。
なお、株価への好影響は限定的となっている。
日本製鉄<5401.T>が3日続落。同社は4日、米国ＵＳスチールの買収完了後のガバナンス方針を発表した。
ガバナンス体制は取締役の過半数は米国籍とし、取締役会は少なくとも3名の米国籍の独立取締役を含むこと、経営陣の中枢メンバーは米国籍とすることを発表した。生産については、同社は米国の鉄鋼市場において、ＵＳスチールの米国国内生産を優先するという。
また、ＵＳスチールに米国籍の委員から成る「通商委員会」を設置・維持し、通商措置に関する意思決定に対して、同社による干渉がなされないことを確実にするため、通商措置に関する決定は独立取締役の過半数の承認を必要とするとしている。
なお、株価への好影響は限定的となっている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ
