前場コメント No.6  カオナビ、フロンティアM、サンアスタリスク、ファンタジー、大倉工、タツミ

2024/11/14(木) 11:34
★9:51  カオナビ-急落 上期営業益3.3億円 2Qは前四半期比で減益
 カオナビ<4435.T>が急落。同社は13日に、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は3.3億円だったと発表した。同社は24.3月期末より連結財務諸表を作成しているため、前年同期比較はできない。

 ストック収益とフロー収益は前年同期比でそれぞれ27.7%、6.0%の増収となった。一方、組織体制強化に向けた積極的な人材採用に伴う人件費の増加などにより、販管費は前年同期比で増加したとしている。

 なお、1Q時点の連結営業利益は1.8億円だったので、2Qは前四半期比で減益となった。

★9:55  フロンティアマネジメント-ストップ安売り気配 通期営業損益を下方修正 一転赤字へ
 フロンティア・マネジメント<7038.T>がストップ安売り気配。同社は13日、24.12期通期の連結営業損益予想を従来の16.2億円の黒字から9.5億円の赤字(前期は12.5億の黒字)に下方修正すると発表した。

 M&Aアドバイザリー事業において、当期中にクロージングに至る確度を案件ごとに精査した結果、大型のM&A成功報酬を計上した前年同期と比べて大幅な減収となる見込みであり、期初計画からも大幅な未達となる見込みであることなどを踏まえた。

 24.12期3Q累計(1-9月)の連結営業利益は9200万円(前年同期比89.2%減)だった。

★10:00  サンアスタリスク-大幅高 株主優待制度を新設 株主優待ポイント進呈
 Sun Asterisk<4053.T>が大幅高。同社は13日、株主優待制度を新設すると発表した。
 
 基準日(12月末日)現在の株主名簿上で、同社株式を600株(6単元)以上保有している株主を対象に、同優待制度により交換できる商品や株主限定の特設ウェブサイト登録方法などを記載した「Sun Asterisk プレミアム優待倶楽部のご案内」を株主総会招集通知と合わせて送付するという。
 
 対象となる株主の保有株式数に応じてポイントを進呈する。そのポイントを「Sun Asterisk プレミアム優待倶楽部」において、米やブランド牛などのこだわりのグルメ、家電製品、選べる体験ギフトなど、5000種類以上の商品から選択できるという。また、他のプレミアム優待倶楽部導入企業の優待ポイントと合算可能な共通株主優待コイン「WILLsCoin」にも交換できるとしている。

★10:00  サンアスタリスク-大幅高 通期営業益を下方修正も優待新設などを好感
 Sun Asterisk<4053.T>大幅高。同社は13日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の21.6億円から15.0億円(前期比15.5%減)に下方修正すると発表した。

 顧客数の増加は依然として続いているものの、期初に想定していたよりも緩やかな伸びとなっているという。また、大型のフロー案件の一巡による減少分をカバーする新規大型案件の獲得も不足しているとしている。以上の要因から受注が不足したことにより稼働率も低迷し、3Q累計期間の下振れ分を補うほどの収益の回復は見通すことが出来ないことを踏まえた。

 25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は11.1億円(前年同期比16.9%減)だった。

 なお株価は同日発表された自社株買いや株価優待制度の新設が好感され、買いが優勢となっている。
 

★10:00  サンアスタリスク-大幅高 100万株・7億円を上限に自社株買い 割合は2.63%
 Sun Asterisk<4053.T>が大幅高。同社は13日、100万株・7億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年11月14日~2025年2月28日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.63%となる。

★10:02  イオンファンタジー-SMBC日興が目標株価を引き上げ 課題の中国の売上回復・収益性改善を待ちたい
 イオンファンタジー<4343.T>が堅調。SMBC日興証券では、課題の中国の売上回復・収益性改善を待ちたいと指摘。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は2500円→2800円に引き上げた。

 SMBC日興では、25/2期2Qは全体では良好な決算だったが、中国の回復が想定以上に弱かったと指摘。中国は今期中に不採算店舗の閉鎖を進め、来期には営業黒字を目指すとしているものの、現時点ではハードルが高いとみている。株価の評価向上には中国の回復・再成長が必要とみており、短期での注目点は月次売上の回復、不採算店閉鎖による25/2期下期の収益性改善とみている。

★10:11  大倉工業-急騰 3Q累計営業益14%減も配当方針変更と増配を好感
 大倉工業<4221.T>が急騰。同社は13日、24.12期3Q累計(1-9月)の連結営業利益は31.8億円(前年同期比13.9%減)だったと発表した。新規材料事業において新工場の品質安定化に時間を要し、それに伴う費用が増加したことなどが響いた。
 
 併せて、配当方針を変更すると発表した。変更後は「連結自己資本配当率(DOE)」3.0%以上(安定した利益配分の指標)かつ、配当性向30%以上(業績変動利益配分の指標)の継続をめざすとしている。

 変更に伴い、25.3期の期末配当予想を55円から100円(前期末は110円)に上方修正すると発表した。年間配当は110円→155円(前期は110円)となる。株価は、配当方針の変更と増配を好感して大きく上昇している。

★10:14  タツミ-大幅安 株式交換でミツバの完全子会社に 株価は交換比率にサヤ寄せ
 タツミ<7268.T>が大幅安。同社とミツバ<7280.T>は13日、ミツバを株式交換完全親会社、同社を同子会社とする株式交換を行うと発表した。

 同社株1株に対し、ミツバ普通株0.41株を割り当て交付する。株式交換に伴い同社株式は上場廃止(最終売買日は2025年3月27日)となる予定としている。

 ミツバの13日終値828円となっており、同社株価は交換比率にサヤ寄せするかたちで売りが優勢となっている。


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