前場コメント No.1 ZETA、ククレブ、ニトリHD、アーバネット、ヒューリック、日本電解

2024/11/28(木) 11:31
★9:00  ZETA-買い気配 通期最終益を上方修正 吸収合併で抱き合わせ株式消滅差益計上見込み
 ZETA<6031.T>が買い気配。同社は27日、24.12期通期の連結純利益予想を従来の3000万円から1億4000万円~1億8000万円のレンジ(前期比55.1%減~42.3%減)に上方修正すると発表した。

 2024年10月1日付で、同社(旧商号:サイジニア)を存続会社、ZETAおよびデクワスを消滅会社とする吸収合併を行ったことに伴い、抱き合わせ株式消滅差益1億3100万円を計上する見込みとなったことを踏まえた。

★9:00  ククレブ-買い気配スタート/東証グロース上場 寄り前は1200円
 AIを活用したCREに関するソリューションの提供や不動産テックシステムの開発・販売を行うククレブ・アドバイザーズ<276A.T>はきょう、東京証券取引所のグロース市場に上場した。公開価格950円の買い気配で始まり、差し引き約32万株の買い越し。直前の寄り前気配は1200円前後だった。

 主幹事はみずほ証券で、公開株数は139万2500株。企業不動産(CRE)の売買や賃貸、仲介など。中でも大手が取り扱わないコンパクトサイズの物件にフォーカスし、不動産テックを活用しながら企業間の不動産ニーズのマッチングやソリューションを提供している。

★9:01  ニトリHD-5日続伸 ドル円が一時150円台前半に 円高メリット銘柄に買い
 ニトリホールディングス<9843.T>が5日続伸。円高進行が好感されている。

 27日のニューヨーク外国為替市場において、ドル円は一時150円台前半まで円高が進行。足元では151円台前半となっており、前日の東京市場大引け時点よりも円高で推移している。
 
 円高進行を受け、輸入コスト低下による損益改善の期待から同社株が買われている。神戸物産<3038.T>は買い気配スタート、セリア<2782.T>は上昇している。

★9:01  アーバネット-買い気配 株主優待制度を導入 QUOカードを進呈
 アーバネットコーポレーション<3242.T>が買い気配。同社は27日に、株主優待制度を導入すると発表した。

 基準日(12月末日および6月末日)現在の株主名簿に記載または記録された、同社株式を500株(5単元)以上保有している株主を対象に、500株以上保有している株主に対しては、基準日ごとに2500円分のQUOカード(年間合計5000円分のQUOカード)を進呈する。1000株以上保有している株主に対しては、基準日ごとに5000円分のQUOカード(年間合計1万円分のQUOカード)を進呈するとしている。

★9:01  ヒューリック-売り気配 8537万株を売り出し 損保ジャパンらが放出
 ヒューリック<3003.T>が売り気配。同社は27日、8537万4600株(一部海外分含む)の売り出し、ならびに上限388万0700株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表した。
 
 発行条件は12月10日~12月12日のいずれかの日に決める。売り出し人は損害保険ジャパン、東京海上日動火災保険、東京建物、大成建設、OKI。

★9:01  日本電解-売り気配 民事再生手続き開始を申し立て 上場廃止へ
 日本電解<5759.T>が売り気配。同社は27日、民事再生手続き開始の申し立てを行うと発表した。

 負債総額は約147億6106万円。海外子会社のDenkai America(DAI)も解散する方針。世界的な半導体不足や米国インフレ抑制法施行による国内製造バッテリーの輸出減少などの影響により、同子会社は21.3期以降の赤字が常態化している。資金調達に向けた取り組みを行ったものの、財務状況を十分に改善するには至っておらず、金融機関からの借り入れについても返済が見通せない状況。これらの状況を踏まえ、民事再生手続き開始の申し立てを行うとしている。

 東京証券取引所は同日、同社株式の上場廃止を決定し、整理銘柄に指定すると発表した。整理銘柄指定期間は11月27日~12月27日となる。


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