前場コメント No.6 モロゾフ、関西電、モイ、東宝、ソフトバンクG、フィスコ

2024/12/12(木) 11:30
★9:22  モロゾフ-3日続落 3Q累計営業益56%減 各種コスト増が響く
 モロゾフ<2217.T>が3日続落。同社は11日、25.1期3Q累計(2-10月)の連結営業利益が2.1億円(前年同期比56.3%減)だったと発表した。原材料価格の急激な上昇、賃金上昇による人件費の増加や物流費用の増加、船橋物流センター移転に伴う諸費用計上などが響いた。

★9:31  関西電力-MSMUFGが投資判断引き下げ 公募増資などにより予想ROEを下方修正
 関西電力<9503.T>が8日続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、公募増資などにより予想ROEを下方修正。投資判断を「Overweight」→「Equal-weight」に、目標株価を3330円→1990円へそれぞれ引き下げた。

 MSMUFGでは、公募増資が行われたため26.3期予想ROEを9.5% (従来10.1%) に下方修正。このことなどを踏まえて目標株価も引き下げた。アップデート後の中期経営計画には、株主還元政策に関する定量的な目標が示されていないと指摘。投資家が公募増資について検討するための情報開示として、27.3期以降の経営戦略の定量目標が必要であると考えている。

★9:32  モイ-急落 3Q累計営業益42%増も通期据え置きを嫌気
 モイ<5031.T>が急落。同社は11日、25.1期3Q累計(2-10月)の営業利益は1.8億円(前年同期比41.9%増)だったと発表した。なお、25.1期通期の営業利益予想は1.7億円となっており、3Q時点で既に超過している。

 マーケティング費用と減価償却費の圧縮などによる販管費の削減と、売上高の上振れに連動した売上総利益の増加が寄与した。

 なお株価は、良好な進ちょくにもかかわらず通期の上方修正がなかったことが失望を誘い、売りが優勢となっている。

★9:39  東宝-SMBC日興が目標株価を引き上げ 全方位で覚醒が加速する材料豊富なIPコンテンツのコア銘柄
 東宝<9602.T>が大幅続伸。SMBC日興証券では、全方位で覚醒が加速する材料豊富なIPコンテンツのコア銘柄と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は6500円→7600円に引き上げた。

 SMBC日興では、今後、短期的な株価材料が豊富であることに加え、中長期的にも構造的な会社の変化が期待できるIPコンテンツセクターのコア銘柄として強気スタンスを強調。遂にゴジラが目を覚まし始めたとコメントしている。今後のカタリストは「ラインナップ発表会(12月中旬)」、「ジャンプフェスタ2025(12/21・22)」や「AnimeJapan2025(3/ 22~25)」等に合わせたToho Animation劇場版新作の発表可能性、25/2期本決算で発表見通しの新中計など。新中計では意欲的な数値目標に加え、株主還元の強化やアニメ事業単独セグメント化の可能性などに注目している。

★9:39  ソフトバンクG-反発 米ハイテク株高を好感 アーム4%高
 ソフトバンクグループ<9984.T>が反発。米ハイテク株の上昇などが好感されている。

 注目された米11月消費者物価指数(CPI)は市場予想と一致し、年内の追加利下げ期待を背景にハイテク株が上昇。同社傘下のアームホールディングスも4%を超える上昇となった。このことを受け、親会社である同社の株価も買いが優勢となっている。

★9:41  フィスコ-大幅安 12日より増し担保金徴収措置を実施
 フィスコ<3807.T>が大幅安。日本証券金融(日証金)は11日、同社株について12日より増し担保金徴収措置を実施すると発表した。貸借担保金率が50%(うち現金担保分20%)に引き上げられる。


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