後場コメント No.2 三菱電、環境フレン、キッセイ薬、タムラ製、オルツ、マクロミル

2025/01/21(火) 15:31
★12:56  三菱電機-底堅い IOWNを活用した3次元点群データの遠隔解析・遠隔閲覧の実証に成功
 三菱電機<6503.T>が底堅い。同社は21日、NTT<9432.T>傘下の東日本電信電話株式会社と、インフラ点検の効率化を目的に、IOWNにおけるオール・フォトニクス・ネットワーク(以下APN)を活用した3次元点群データの遠隔解析・遠隔閲覧の実証を2024年10月7日から2025年1月17日にかけて実施し、成功したと発表した。

 同実証では、同社の三菱多次元施設・設備管理システとAPN装置を接続し、三菱インフラモニタリングシステムで取得した点群データの遠隔解析・遠隔閲覧の有効性を確認したという。今後も両社は協力し、将来的には、IOWN構想における「デジタルツインコンピューティング」を支える4Dデジタル基盤を実現し、それによって可能となる高精度3D空間情報の整備における点群データの効果的かつ効率的な活用をめざすとしている。

★13:05  環境フレンドリー-もみ合い 新株および新株予約権で8億円調達 ペロブスカイト太陽光電池事業を開始
 環境フレンドリーホールディングス<3777.T>がもみ合い。同社は20日、第三者割り当てによる新株式および第22回新株予約権の発行を発表した。

 新株式は投資会社のGolden Stone Growth Corporation(香港)に、新株予約権は投資会社のRIHUAXING INVESTMENT LIMITED(イギリス領バージン諸島)にそれぞれ割り当てる。

 新株式の払込期日は5月30日。発行株式数は1000万株。発行価額は1株につき28円。新株予約権の割当日は5月30日。発行総数は20万個(潜在株式数2000万株)。行使価額は28円。差引手取概算額として8億4591万6668円を調達し、ペロブスカイト太陽電池を製造するための工場新設資金などに充当する。発行済み株式総数に対する希薄化率は最大で10.35%となる。

 同社は同日、新たな事業としてペロブスカイト太陽光電池事業を開始すると発表した。

★13:05  キッセイ薬品工業-反発 脾臓チロシンキナーゼ阻害剤「ホスタマチニブ」が韓国で販売承認取得
 キッセイ薬品工業<4547.T>が反発。同社は21日11時30分、脾臓チロシンキナーゼ阻害剤「ホスタマチニブ」について、技術導出先であるJWファーマシューティカル(韓国)が、1月20日付で韓国食品医薬品安全処(MFDS)より、慢性特発性血小板減少性紫斑病(以下、慢性ITP)の適応で販売承認を取得したと発表した。
 
 同剤は、脾臓チロシンキナーゼ阻害作用により、マクロファージによる血小板の破壊を抑制することで、血小板の減少を抑制し、慢性ITPの出血症状を改善するとしている。

★13:13  タムラ製作所-MSMUFGが投資判断引き上げ 過去半年程の株価下落で割安感が強まった
 タムラ製作所<6768.T>が大幅高。モルガン・スタンレーMUFG証券では、過去半年程の株価下落で割安感が強まったと想定。投資判断を「Equal-weight」→「Overweight」に引き上げ、目標株価は720円→670円へ引き下げた。

 MSMUFGでは、自動車や産業機械、スマホやPCなど生成AI以外のほとんどの領域で需要が低迷した2024年だったとする一方、新年度はその反動の大きさや好調な需要先や顧客層により業績格差が広がる点に注目している。同社については、業績見通しに大きな変更はないとしたが、過去半年程の株価下落で割安感が強まったと考えている。25.3期3Q決算発表後の説明会で26.3期から始まる次期中期経営計画の伏線、現状のPBR0.7倍の株価に対する言及などがあればカタリストになるとみている。

★13:22  オルツ-3日続伸 不動産アセットマネジメント事業を開始
 オルツ<260A.T>が3日続伸。同社は21日13時、子会社のオルツREキャピタルによる、不動産アセットマネジメント事業の開始を発表した。
 
 同事業では、オルツREキャピタルとともに同社が有する独自のAI技術を生かし、不動産アセットマネジメントに特化したAIエージェントを開発することで、グローバル市場において効率的かつ革新的な不動産アセットマネジメントの提供を進めるとしている。

★13:31  マクロミル-7日続伸 同社筆頭株主トライヴィスタがTOBへの応募見合わせ
 マクロミル<3978.T>が7日続伸。同社の筆頭株主であるトライヴィスタ・キャピタルは21日、投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズによる同社の株式公開買い付け(TOB)への応募を見送る方針を発表した。

 同日12時35分に配信されたロイター通信の記事によれば、トライヴィスタは同社株式の17.6%を保有。価格引き上げ後のTOB価格1250円が「依然としてマクロミルの本源的価値を下回るものであり、マクロミルの株主共同の利益に資さないもの」と評価。その上で「今後、マクロミルの株主共同の利益に資するあらゆる選択肢を検討していく方針」としている。

 株価はTOB価格1250円を上回る1290円まで買われる場面があった。


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