前場コメント No.1 メルカリ、協和キリン、NTTデータG、ニコン、ホトニクス、花王

2025/02/07(金) 11:32
★9:00  メルカリ-買い気配 上期営業益46%増 コンセンサス上回る
 メルカリ<4385.T>が買い気配。同社は6日、25.6期上期(7-12月)の連結営業利益(IFRS)は114億円(前年同期比45.9%増)だったと発表した。市場コンセンサスは101億円。

 MarketplaceとUSのGMV成長率は想定を下回ったものの、2Q後半にかけて改善した。Fintechにおける「定額払い」債権残高の着実な成長に加え、収益化を意識した経営を推進したことなども寄与した。

★9:00  協和キリン-売り気配 今期最終益5%減見込む 前期は26%減
 協和キリン<4151.T>が売り気配。同社は6日、25.12期通期の連結純利益予想(IFRS)を570億円(前期比4.8%減)に、年間配当予想を60円(前期は58円)にすると発表した。市場コンセンサスは734億円。

 北米を中心としたグローバル戦略品の伸長が見込まれるものの、APACリージョンの事業再編による影響、EMEAにおける一時収益の減少などにより減収を見込む。開発プロジェクトの進展などに伴う研究開発費の増加や持分法による投資損益の減少も見込まれるため、減益の見通し。

 24.12期通期の連結純利益は599億円(前の期比26.3%減)だった。第3相国際共同治験を実施中のアトピー性皮膚炎治療薬「KHK4083」の開発進展や、Orchard Therapeuticsの新規連結に伴い研究開発費が大幅に増加したことなどが響いた。

★9:00  NTTデータG-売り気配 3Q累計最終益15%増もコンセンサス下回る
 NTTデータグループ<9613.T>が売り気配。同社は2月6日、25.3期3Q累計(4-12月)の連結純利益(IFRS)は964.7億円(前年同期比15.2%増)だったと発表した。市場コンセンサスは971.8億円。

 国内が、中央府省向け案件の規模拡大や製造・サービス業向け案件の規模拡大、前年発生の不採算費用のはく落などにより、増益となった。海外が、事業構造改革費用のはく落や為替影響などにより、増益となったことも寄与した。

★9:00  ニコン-売り気配 通期営業益を下方修正 3Q累計は76%減
 ニコン<7731.T>が売り気配。同社は6日、25.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を従来の220.0億円から190.0億円(前期比52.2%減)に下方修正すると発表した。市場コンセンサスは249億円。

 コンポーネント事業における半導体やファクトリーオートメーション市況の回復遅れにより、販売が下振れていることが響く。

 25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は81.1億円(前年同期比76.4%減)だった。

★9:01  浜松ホトニクス-売り気配 1Q営業益63%減 EV市場停滞による売り上げ減など響く
 浜松ホトニクス<6965.T>が売り気配。同社は6日、25.9期1Q(10-12月)の連結営業利益は42.8億円(前年同期比62.7%減)だったと発表した。市場コンセンサスは55.6億円。

 電子管事業において、EV(電気自動車)市場の停滞に伴い非破壊検査装置向けのマイクロフォーカスX線源の売り上げが減少した。光半導体事業が医用分野で落ち込んだことなども響いた。

★9:01  花王-買い気配 今期営業益9%増 前期は2.4倍
 花王<4452.T>が買い気配。同社は2月6日に、25.12期通期の連結営業利益予想(IFRS)は1600億円(前期比9.1%増)と発表した。市場コンセンサスは1615億円。

 ヘルスビューティケア事業においては、製品の高付加価値化を進めるとともに戦略ブランドに集中投資を行い、成長を加速させる。化粧品事業においては、独自の価値と顧客のニーズを最大化するため、グローバルに展開していく6つのブランドに投資を集中し、パーパスドリブンなブランディングで愛用者の拡大をめざすとしている。

 24.12期通期の連結営業利益は1466億円(前の期比2.4倍)だった。コンシューマープロダクツ事業が、2023年から始めた構造改革の取り組みなどにより稼ぐ力が向上し、大幅な増益となった。ハイジーン&リビングケア事業が増益となったことも寄与した。


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