前場コメント No.3 昭和真空、ABEJA、雨風太陽、リード、ディスコ、日本製鉄

2025/04/18(金) 11:30
★9:04  昭和真空-買い気配 前期営業益を上方修正 受注好調で稼働率が安定推移
 昭和真空<6384.T>が買い気配。同社は17日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の4.7億円から7.4億円(前の期比3.8倍)に上方修正すると発表した。
 
 下期以降は好調な受注を背景に生産の稼働率が上がり安定して推移したこと、効率的な生産努力などにより想定以上に原価低減が実現できたことや、固定費削減に努めたことなどにより前回発表を上回る見込みとなったことを踏まえた。

★9:04  ABEJA-買い気配 NEDO事業で開発したLLMの性能を発表
 ABEJA<5574.T>が買い気配。同社は17日、人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が進める「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ポスト5G情報通信システムの開発/競争力ある生成AI基盤モデルの開発(助成)」に採択され研究開発を進めているLLMの性能を発表した。
 
 同プロジェクトの一環として2025年1月に発表した32Bの小型LLMをベースに推論能力をさらに高めたリーズニングモデル「ABEJA QwQ-32B Reasoning Model」は、32Bのサイズでありながら、汎用言語性能指標であるMT-BenchにおいてOpenAIの「GPT-4o」および「o1-preview」などを上回る性能に到達しているという。
 
 また、同プロジェクトにおいて構築した7Bの小型LLM「ABEJA Qwen2.5-7B Model」は、汎用言語性能指標であるMT-Benchにおいて、最高水準かつOpenAIの「GPT-3.5 Turbo」などを超える精度に到達したとしている。

★9:06  雨風太陽-小安い 米国関税政策の業績影響は軽微
 雨風太陽<5616.T>が小安い。同社は17日、米国関税政策による業績への影響は軽微と発表した。

 同社は主に国内市場向けにサービスを展開しており、現時点で米国向けの製品や原材料などの輸出入を行っていないとコメント。事業への直接的な影響はないとしている。

★9:06  リード-3日続落 福証本則への上場承認 東証スタンダードと重複上場
 リード<6982.T>が3日続落。同社は17日、福岡証券取引所本則市場への上場承認を得たと発表した。上場予定日は4月24日。現在上場している東京証券取引所スタンダード市場との重複上場となる。

★9:08  ディスコ-続伸 1Q営業益29%減見込む 前期は日経観測を上回る
 ディスコ<6146.T>が続伸。同社は17日、26.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が238億円(前年同期比28.7%減)だと発表した。市場コンセンサスは374億円。同出荷額は、1020億円と予想している。想定為替レートは1米ドル=135円。

 25.3期通期の連結営業利益は1668億円(前の期比37.3%増)だった。事前の日本経済新聞報道では、同1650億円程度になったようだと報じられていた。

 出荷済み装置の検収進ちょくによる増収と、高付加価値案件の増加や為替影響などに伴う売上総利益率の上昇が寄与した。

 なお、株価は安値圏で推移しており、1Qが保守的な見通しとなることはある程度織り込みが進んでいたもよう。着地が日経新聞の観測をやや上回ったこともあり、買いが優勢となっている。

★9:08  日本製鉄-続伸 トランプ氏、USスチール買収が関税交渉の一部となる可能性に懐疑的と伝わる
 日本製鉄<5401.T>が続伸。ロイター通信は18日6時31分、トランプ米大統領が17日、記者団に対し、日本製鉄<5401.T>による米鉄鋼大手USスチールの買収計画が日本との関税交渉の一部となる可能性について懐疑的な認識を示したと報じた。

 また「われわれはUSスチールが米国にとどまることを望んでいる」という認識を改めて示したとしている。


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