前場コメント No.1 ソニーG、OLC、NEC、ソシオネクスト、日立、中部電

2025/04/30(水) 11:30
★9:00  ソニーG-買い気配 半導体子会社のスピンオフ上場検討と伝わる
 ソニーグループ<6758.T>が買い気配。ブルームバーグは28日23時45分、同社が半導体子会社ソニーセミコンダクタソリューションズの株式上場を前提としたスピンオフ(分離・独立)を検討していることが分かったと報じた。
 
 記事によれば、事情に詳しい複数の関係者が明らかにしもよう。同じ方針を打ち出している金融事業と同様に、同社が一部の株式を保有し続けるようだ。年内にも上場する可能性があるとしている。

★9:00  OLC-反落 今期営業益7%減見込む 前期は4%増
 オリエンタルランド<4661.T>が反落。同社は4月28日、26.3期通期の連結営業利益予想を1600.0億円(前期比7.0%減)に、年間配当予想を14円(前期は14円)にすると発表した。市場コンセンサスは1899.9億円。

 ファンタジースプリングスの通年稼働や海外ゲスト数の増などにより、入園者数は増加を見込むが、諸経費や人件費など各コストが増加することから減益を見込んでいる。

 25.3期通期の連結営業利益は1721.1億円(前の期比4.0%増)だった。

 東京ディズニーシーにオープンした新テーマポート「ファンタジースプリングス」が好評だったことや、主に訪日外国人旅行客数の増加により海外ゲスト数が好調だったことなどから、テーマパーク入園者数は増加した。1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジックやディズニー・プレミアアクセスの販売が好調だったことなどにより、ゲスト1人当たり売上高が増加したことも寄与した。

★9:00  OLC-反落 特別株主優待の実施決定 株主用パスポートを1枚追加配布
 オリエンタルランド<4661.T>が反落。同社は28日に、特別株主優待の実施を決定したと発表した。

 2025年9月30日時点(基準日)で100株(1単元)以上保有している株主に、現行の株主優待制度に追加して、有効期限2026年8月31日までの株主用パスポートを1枚配布するとした。

★9:01  NEC-買い気配 今期調整後営業益8%増見込む 前期は28%増
 NEC<6701.T>が買い気配。同社は4月28日、26.3期通期の連結調整後営業利益予想を3100.0億円(前期比8.0%増)に、年間配当予想を32円にすると発表した。なお、「調整後営業利益」は、営業利益から、買収により認識した無形資産の償却費およびM&A関連費用(ファイナンシャルアドバイザリー費用など)を控除した利益指標。

 ITサービスは、国内は、法人向けPCの販売機能移管に伴い減収も、継続的な収益性向上により
増益を計画。海外は、収益性向上と前年度一過性費用のはく落により増益を計画している。
 社会インフラは、テレコムサービスは、前年度の一過性要因の反動による増益を計画。ANS(Aerospace and National Security)は、獲得済みの案件の確実な実行による売り上げ増・利益増を織り込むとともに、今後の事業機会獲得の為の投資増を計画している。

 併せて発表した、25.3期通期の連結調整後営業利益は2871.6億円(前の期比28.4%増)だった。ITサービス・社会インフラの両セグメントで増収増益となったことが寄与した。

★9:01  ソシオネクスト-買い気配 今期営業益44%減見込むも自社株買いを好感
 ソシオネクスト<6526.T>が買い気配。同社は28日、26.3期通期の連結営業利益予想を140億円(前期比44.0%減)に、年間配当予想を50円(前期は50円)にすると発表した。市場コンセンサスは235億円。

 製品ミックスの変化、新規量産品の拡大に伴う粗利率の低下、為替影響により減益を見込む。想定為替レートは1米ドル130円。

 25.3期通期の連結営業利益は250億円(前年同期比29.6%減)だった。中国の5G基地局向け商談における特需の終了や、データセンター・ネットワーク分野での中国市場における通信機器などの需要減少が響いた。

 なお、株価は同時に発表した自社株買いを受けて買いが優勢となっている。

★9:01  ソシオネクスト-買い気配 440万株・50億円を上限に自社株買い 割合は2.48%
 ソシオネクスト<6526.T>が買い気配。同社は28日、440万株・50億円を上限とした自己株取得を行うと発表した。取得期間は4月30日~5月30日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は2.48%となる。

★9:01  日立-売り気配 今期最終益15%増見込むもコンセンサス下回る
 日立製作所<6501.T>が売り気配。同社は28日、26.3期通期の連結純利益(IFRS)予想を7100億円(前期比15.3%増)にすると発表した。市場コンセンサスは8038億円。

 世界経済の不透明性拡大の中、DX・GXのモメンタムは中長期で変わらない見通し。DSS・エナジー・モビリティの継続的な成長により、戦略投資の増額と関税影響を想定したリスクを織り込むものの、増収増益の見通し。

 25.3期通期の連結純利益は6157億円(前の期比4.4%増)だった。再生可能エネルギー関連案件や送電網設備の更新案件が好調なグリーンエナジー&モビリティセクターと、国内IT市場においてDX/モダナイゼーションの追い風を受けるたデジタルシステム&サービスセクターが高い成長となった。

 併せて、中期経営計画(26.3期~28.3期)を策定した。数値目標として、28.3期の売上収益のCAGR7~9%(全中計では8%)、ROIC12~13%(同10.9%)をめざすとしている。

 なお、株価は今期見通しがコンセンサス予想を下回る結果となったことで、売りが優勢となっている。

★9:01  中部電力-3日続伸 今期最終益8.5%減見込むもコンセンサス上回る
 中部電力<9502.T>が3日続伸。同社は4月28日、26.3期通期の連結純利益予想を1850.0億円(前期比8.5%減)にすると発表した。市場コンセンサスは1738.8億円。

 期ずれ差益の拡大や、JERAの利益増などはあるものの、ミライズの電源調達ポートフォリオの組み替えによる費用削減効果などの減少や、パワーグリッドの物価高などによる設備関係費などの増加などにより、減益を見込んでいる。

 併せて発表した、25.3期通期の連結純利益は2020.9億円(前の期比49.9%減)だった。

 期ずれ差益の減少(-1260億円)や、ミライズにおける電源調達ポートフォリオの組み替えによる費用削減効果などの減少、パワーグリッドにおける需給調整にかかる費用の増加などが響いた。


★9:01  日立-売り気配 1億4000万株・3000億円を上限に自社株買い 割合は3.06%
 日立製作所<6501.T>が売り気配。同社は28日、1億4000万株・3000億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年4月30日~2026年3月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.06%となる。


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