前場コメント No.8  山洋電、木曽路、デンソー、杉本商

2025/04/25(金) 11:30
★11:06  山洋電気-急騰 今期営業益45.5%増見込む 前期は32.8%減
 山洋電気<6516.T>が急騰。同社25日11時に、26.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を115.5億円(前期比45.5%増)にすると発表した。市場コンセンサスは85.0億円。

 今後も企業活動すべてにわたるグローバル化に取り組み、業界トップの高性能・高信頼の製品の製造販売を推進する。なお、同社グループの製品は、米国内に同等の製品を製造するメーカーがないため、米国の関税政策による業績への影響は限定的とみている。

 併せて、25.3期通期の連結営業利益は79.4億円(前の期比32.8%減)だったと発表した。サンエースカンパニーが、無線基地局などの通信インフラ機器、サーボアンプやインバータなどの制御機器、半導体製造装置向けの需要が低調だったことから、減益となった。エレクトロニクスカンパニーやモーションカンパニーが減益となったことも響いた。

 併せて、25.3期の期末配当予想を75円→90円(前期は75円)に修正することも発表した。年間配当は150円→165円(前期は145円)となる。26.3期の年間配当予想は210円(中間:100円、期末:110円)としている。

★11:10  木曽路-プラス転換 前期最終益を上方修正 増配も発表
 木曽路<8160.T>がプラス転換。同社は25日11時、25.3期通期の連結純利益予想を従来の12.0億円から31.6億円(前の期比7.2倍)に上方修正すると発表した。

 下期以降、組織変更などにより体制を整え、勤務シフトの見直しによる生産性向上、高騰する光熱費に対して使用量の節減、消耗品などの経費の見直しによる節減を徹底したことで、業績予想を上回る見込みとなった。法人税等調整額(益)13億1000万円を計上したことも踏まえた。

 併せて、25.3期の期末配当予想を12円から33円(うち特別配15円、前の期末は10円)に上方修正すると発表した。年間配当は24円→45円(前の期は18円)となる。

★11:17  デンソー-4日続伸 今期最終益23%増見込む 関税の影響織り込まず
 デンソー<6902.T>が4日続伸。同社は25日11時10分、26.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を5150億円(前期比22.9%増)だと発表した。市場コンセンサスは5069億円。

 なお、関税政策については、現時点で影響を織り込むには不透明な要素が多く、通期予想には織り込んでいないとしている。想定為替レートは1米ドル145円、1ユーロ160円。

 25.3期通期の連結純利益は4191億円(前の期比34.0%増)だった。操業度差損や部材費の高騰があるものの、円安の進行や合理化努力が寄与した。

★11:19  杉本商事-急騰 今期最終益0.9%増見込む 自社株買いも発表
 杉本商事<9932.T>が急騰。同社は25日11時、26.3期通期の連結純利益予想を19.4億円(前期比0.9%増)に、年間配当予想を54円にすると発表した。

 米中対立やウクライナ・パレスチナ紛争の継続による資源・原材料の高騰、米国による相互関税の発動など、先行きに大きな懸念材料が多々あり予断の許されない状況が続くと見込む。

 25.3期通期の連結純利益は19.2億円(前の期比2.2%増)だった。

 なお、同日発表された自社株買いも好感されている。

★11:19  杉本商事-急騰 250万株・30億円を上限に自社株買い 割合は13.1%
 杉本商事<9932.T>が急騰。同社は25日11時、250万株・30億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年4月28日~2026年3月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は13.1%となる。

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