後場コメント No.3 野村不HD、第一三共、アイシン、アイビーシー、ルネサス、ハーモニック

2025/04/25(金) 15:31
★13:10  野村不動産HD-野村が目標株価を引き上げ 分譲マンションと収益不動産の売却で利益成長
 野村不動産ホールディングス<3231.T>が大幅続落。野村証券では、分譲マンションと収益不動産の売却で利益成長と指摘。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は950円→1070円に引き上げた。

 野村では、主力の分譲マンション事業は年間の販売戸数3500~4000戸に対して25.3期末で19760戸のパイプラインを誇り、大型の再開発案件を中心に既に建設会社へ工事を発注済みの原価が低めなプロジェクトも多いと指摘。不動産ファンドに売却する目的で開発している不動産が1兆1938億円、含み益が3239億円ある賃貸用不動産が8017億円あり、今後戦略的に売却して、利益成長と資産効率の向上を追求していく方針であるという。26.3期は好調な分譲マンション事業と収益不動産の売却事業で事業利益は前期比8%増益を達成するとみている。

★13:11  第一三共-後場急騰 今期営業益5.4%増見込む 前期は57%増
 第一三共<4568.T>が後場急騰。同社は24日13時、26.3期通期の連結営業利益(IFRS)予想を3500億円(前期比5.4%増)に、年間配当予想を78円(前期は60円)にすると発表した。市場コンセンサスは3137億円。

 エンハーツの売上拡大に伴うアストラゼネカへのプロフィット・シェアの支払い増加、がん事業への継続的な資源投入などにより、経費の増加が見込まれる一方、増収に伴う売上総利益の増加により、増収増益を見込む。

 25.3期通期の連結営業利益は3319億円(前の期比56.9%増)だった。エンハーツ、リクシアナなどの伸長および円安の進行による為替の増収影響などが寄与した。

 なお、同日発表された自社株買いも好感されている。

★13:11  第一三共-後場急騰 8000万株・2000億円を上限に自社株買い 割合は4.29%
 第一三共<4568.T>が後場急騰。同社は25日13時、8000万株・2000億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月1日~2026年3月24日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は4.29%となる。

★13:17  アイシン-後場急騰 1億3000万株・1200億円の自己株取得へ 消却も発表
 アイシン<7259.T>が後場急騰。同社は25日13時に、1億3000万株・1200億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月1日~2026年3月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は17.2%となる。

 取得方法は、東京証券取引所にける市場買い付けおよび自己株式立会外買付取引(ToSTNet-3)とした。

 併せて、自己株式5000万株を2025年5月30日に消却することも発表した。消却前の発行済株式総数に対する割合6.2%となる。

★13:17  アイシン-後場急騰 今期営業益1%増見込む 自社株買いと消却も発表
 アイシン<7259.T>が後場急騰。同社25日13時に、26.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を2050億円(前期比1.0%増)にすると発表した。市場コンセンサスは2541億円。

 売上収益を同水準で想定するなかでも、商品競争力強化・グループ経営強化を加速させ、人的資本への投資、研究開発費や電動化商品のグローバル生産体制構築など将来への投資を拡充する。米国の関税措置が事業及び業績に与える影響などについては、現時点で見積ることが困難ではあるものの、同社グループが一時的に負担したコストを各OEMへの販売価格へタイムリーに反映できないリスクなどとして200億円の減益要因を織り込むとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は2029億円(前の期比41.5%増)だった。売上収益の減少や人・将来への投資があったものの、円安効果や企業体質改善努力・構造改革の成果により、品質関連費用を計上した前の期に比べ、大幅な増益となった。

 併せて、1億3000万株・1200億円を上限とした自己株取得枠を設定すること、および自己株式の消却も発表した。

 株価は自社株買いが好感され、買いが入っている。

★13:24  アイビーシー-後場急騰 上期営業益を上方修正 諸経費などが減少
 アイビーシー<3920.T>が後場急騰。同社は25日13時、25.9期上期(10-3月)の連結営業利益予想を従来の1.7億円から2.5億円(前年同期比88.1%増)に上方修正すると発表した。

 増収による利益増に加え、採用費用の抑制などによる人件費および各諸経費などが当初想定より減少、一部下期への延伸があったことを踏まえた。

 25.9月期通期の業績予想については、今後の経済・金融情勢などが不透明であることなどから、前回予想を据え置くとしている。

★13:28  ルネサス-MSMUFGが目標株価引き上げ 1-3月決算は成長の兆しも点灯
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が大幅に4日続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、1-3月決算は不透明な環境下、成長の兆しも点灯と判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を2400円→2500円と引き上げた。

 1-3月決算は大きなサプライズはなし。自動車MCUの中国EV OEMでのポジションや日欧Tier1の新E/Eアーキテクチャ向けの成長ポテンシャル、データセンタ・モバイル向け製品の成長への自信が示されたことは安心材料と指摘している。

★13:29  ハーモニック-急騰 前期営業損益を上方修正 一転黒字へ
 ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324.T>が急騰。同社は24日、25.3期通期の連結営業損益予想を従来の4億円の赤字から4000万円の黒字(前の期は1億2400万円の黒字)に上方修正すると発表した。

 主に日本および欧州の売上高が前回予想を上回る見込みであることを踏まえた。


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