前場コメント No.9 日興業、トヨタ、東海東京、東映アニメ、甜菜糖

2025/04/30(水) 11:30
★11:01  日本興業-急騰 今期営業益2.6%増見込む 新中計も策定
 日本興業<5279.T>が急騰。同社は28日、26.3期通期の連結営業利益予想を6.1億円(前期比2.6%増)に、年間配当予想を45円(前期は40円)にすると発表した。

 国や地方の進める重点施策や建設現場の生産性向上へのソリューションとして、プレキャスト化のメリットをユーザーに訴求しながら地域の需要や特性に応じた提案を推し進めるとともに、同社オリジナルのカスタマイズ技術を駆使した高付加価値の製品・工法の開発と拡販に注力し、シェアおよび収益の拡大を図る。

 25.3期通期の連結営業利益は5.9億円(前の期比43.5%増)だった。

 併せて、中期経営計画「Nikko Revolution Towards 2033」を策定したと発表した。第1フェーズ(26.3期~28.3期)の数値目標として、28.3期の売上高160億円(25.3期は実績値で147億円)、営業利益8億円(同5.9億円)、ROE6.0%(同5.1%)をめざす。株主還元については配当性向35%以上(同29.5%)をめざすとしている。

★11:02  トヨタ-5日ぶり反落 ウェイモと自動運転の開発と普及における戦略的パートナーシップに基本合意
 トヨタ自動車<7203.T>が5日ぶり反落。同社は30日、米アルファベット傘下のウェイモと、自動運転の開発と普及における戦略的パートナーシップに関して基本合意したと発表した。
 
 互いの強みを結集し、新たな自動運転の車両プラットフォーム開発における協業をめざす。ウェイモの技術と同社のクルマづくりの知見を生かし、同社の将来の市販車両の自動運転技術の向上を、共に模索するという。協業の範囲、詳細についてはさらなる議論を進めるとしている。
 
 なお、株価への好影響は限定的となっている。
 

★11:05  東海東京-マイナス転換 前期営業益23%減 受け入れ手数料の減少など響く
 東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616.T>がマイナス転換。同社は30日11時、25.3期通期の連結営業利益は117億円(前の期比23.3%減)だったと発表した。受け入れ手数料やトーレディング利益の減少、販管費の小幅な増加などが響いた。
 
 26.3期通期の連結業績予想は非開示とした。主たる事業が金融商品取引業であり、業績は相場環境の変動の影響を受ける状況にあるためとしている。

★11:15  東映アニメ-続伸 プリファードネットワークスに出資
 東映アニメーション<4816.T>が続伸。同社は30日11時、AI開発のユニコーン企業であるプリファードネットワークス(東京都千代田区)に出資したと発表した。

 今回の出資により、プリファードネットワークスのAI技術力に同社のアニメ制作ノウハウを掛け合わせ、事業共創をいっそう進化させる。出資に加えて合弁設立を視野に入れ、業界課題となっている業務効率改善を図るAIソリューションの開発を進めるとしている。

★11:17  日本甜菜製糖-続伸 前期最終益を下方修正も悪材料出尽くし
 日本甜菜製糖<2108.T>が続伸。同社は30日11時、25.3期通期の連結純利益予想を従来の65.0億円から27.0億円(前の期比49.1%増)に下方修正すると発表した。

 同社が保有する砂糖事業の固定資産(ビート糖製造施設)の一部について、収益性の低下による減損の兆候が認められることから、当該固定資産に係る回収可能性を検討した結果、25.3期4Qにおいて、減損損失56億6600万円を特別損失に計上することを踏まえた。

 なお株価は、悪材料出尽くしとなり、買いが優勢となっている。


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