話題の銘柄

2,397円 (+52)
半導体業界内における事業ポジションは良好と判断、いちよしが「A」継続、フェアバリュー3300円→3400円
いちよし経済研究所が業績予想を上方修正。レーティング「A」を継続し、フェアバリューを従来の3300円から3400円に引き上げた。

11月5日に発表された25年3月期上期(4~9月)業績は売上高307.46億円(前年同期比21.3%増)、営業利益57.02億円となり、9月20日に上方修正された会社計画(各303億円、52.5億円)を上回った。利益面での上振れが大きいのは、会社側が収益性や費用前提を慎重に織り込んでいた結果と推測される。第2四半期(7~9月)のCMP売上高は76.61億円と、第1四半期(4~6月)の73.72億円から増加している。増収は誤差の範囲内とも言えるが、大手ロジックメーカーでの需要が引き続き旺盛で、メモリ向けについても結果的にHBM(高速メモリ)用途の生産数量増がスラリー需要増に繋がった模様である。

CMP業界では7~9月決算期においてウェハ研磨関連需要の伸びが顕著であり、同社のシリコンウェハー用途(ラッピング+ポリシング)の第2四半期売上高も52.61億円(前年同期比36.2%増、第1四半期実績は46.53億円)と、前年同期及び直前四半期いずれに対しても増加している。ウェハメーカーの動向から会社側は下期(24年10月~25年3月)状況を慎重に見通しており、当社でもこの点を念頭に置いているが、会社計画はやや慎重と判断している。

以上の点を勘案し、当社では25年3月期及び26年3月期以降の業績見通しを引き上げる。半導体業界では汎用DRAMやフラッシュメモリなどでの回復遅延ないし減速などを懸念する見方も浮上しているが、同社は先端用途を中心にロジック半導体用途のウェイトが高く、26年3月期での業績減速・後退リスクは限定的だろう、と指摘。

今2025年3月期連結営業利益を修正後会社計画106.5億円(EPS112.6円)に対し従来予想110億円(EPS103.8円)から121億円(EPS120.0円)へ、来2026年3月期同150億円(EPS141.5円)から152億円(EPS146.9円)へ、2027年3月期同157億円(EPS148.3円)から158億円(EPS149.6円)へ増額している。

過去に取り上げた銘柄
11月19日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
日東紡
(3110)
5,750 +190 NER、Tガラスの成長加速へ、BofAが「買い」継続、目標株価8050円→8650円
明電舎
(6508)
4,095 +165 電力インフラを主軸に成長続く、業績アップサイド依然大きい、SMBC日興が「1」継続、目標株価4700円→6100円
科研薬
(4521)
4,561 +181 新薬は過小評価されている。25年の新薬ニュースで成長銘柄へ、モルガンMUFGが新規「Overweight」、目標株価6100円
東  祥
(8920)
661 +12 スポーツクラブ会員数が増加に転じてきた、いちよしが「A」継続、フェアバリュー2300円→2400円
11月18日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
コンコルディア
(7186)
889.4 +38.4 顧客部門収益が好調に推移、野村が「Buy」継続、目標株価910円→1150円
THK
(6481)
3,339 -83 ファミリーオーナー企業の底力発揮へ、大和が「3(中立)」→「1(買い)」、目標株価2500円→5000円
サイバエージ
(4751)
974.5 -4.8 AI活用広告、ABEMAのWAU、WINTICKETのGMV等が好調に推移し中期的な利益成長へ、みずほが「買い」継続、目標株価1200円→1260円
東 映
(9605)
5,420 +170 堅調な利益、下期公開の映画に期待、野村が「Buy」継続、目標株価5500円→6200円
11月15日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
TOYOTIRE
(5105)
2,370 +187 米国タイヤに改善の兆しを確認、自己株取得の検討も開始、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価2900円→3000円
三菱重
(7011)
2,371.5 +92 防衛装備移転の寄与などはまだ十分に織り込まれていない、岡三が「強気」継続、目標株価1730円→2800円
ホシザキ
(6465)
5,976 +408 高収益体質へと変貌を遂げつつあり、その持続性は確かに映る、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価6900円→7300円
ゼンショーHD
(7550)
8,124 +122 利益率改善ステージに入ったと見て、25年3月期以降の営業利益見通しを上方修正、いちよしが「A」継続、フェアバリュー8300円→11000円
11月14日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
住友ゴム
(5110)
1,769 +25 米構造改革を評価、ゴールドマンが「中立」→「買い」、目標株価1600円→2100円
三菱電
(6503)
2,689.5 +16 空調の収益性を中心に業績アップサイドへの期待が続く、SMBC日興が「1」継続、目標株価2900円→3300円
応化工
(4186)
3,780 +219 24年12月期第3四半期大幅上振れ、自社株買いも発表、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価5000円→5200円
パンパシHD
(7532)
3,685 +30 国内DSが業績を牽引、ユニー及び海外の中期的な成長戦略に注目、みずほが「買い」継続、目標株価4400円→4600円
11月13日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
スズキ
(7269)
1,681.5 +39 想定以上の着地と通期計画の上方修正、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価2150円→2250円
ALSOK
(2331)
1,107.5 +6 競合比で依然評価余地あり、大和が「2(アウトパフォーム)」継続、目標株価1000円→1400円
タツモ
(6266)
3,340 -190 24年12月期第3四半期も堅調、ジェフリーズが「Buy」継続、目標株価4200円→4400円
一工薬
(4461)
3,980 +70 ハイエンドサーバー向けの光硬化樹脂材料の好調持続へ、いちよしが「A」継続、フェアバリュー4900円→5400円
11月12日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
ソニーG
(6758)
2,975 +169.5 ゲーム事業がCovid後の停滞から抜け出る、モルガンMUFGが「Overweight」継続、目標株価3200円→3400円
ダイフク
(6383)
3,300 +349.5 CRに加えIL/AFAのマージン改善が顕著、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価4300円→4400円
東洋水産
(2875)
9,647 +666 第2四半期上れ、想定以上の海外収益性改善やガバナンス改善の可能性は好印象、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価11700円→12400円
パナソニックH
(6752)
1,424.5 +45 IRA補助金廃止の悪材料は織込み済みへ、蓄電システムのアップサイドに注目、BofAが「買い」継続、目標株価1650円→1800円
11月11日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
栗田工
(6370)
6,195 +337 第2四半期は複数の大口案件を獲得し来期以降の成長期待が高まる好決算、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価7700円→8000円
芝浦メカ
(6590)
10,760 +50 会社が通期予想を再度上方修正、ジェフリーズが「Buy」継続、目標株価10000円→13000円
TIS
(3626)
3,825 +28 受注残高は過去最高水準、岩井コスモが「A」継続、目標株価4200円→4400円
JMDC
(4483)
4,374 +199 製薬営業部門でのデータ活用が進展、UBSが「Buy」継続、目標株価4910円→5200円
マーケットデータ
日経平均 38,014.43 -337.91
TOPIX 2,684.34 -13.95
グロース250 635.38 +4.22
NYダウ 43,408.47 +139.53
ナスダック総合 18,966.14 -21.33
ドル/円 154.97 -0.46
大きく動いた銘柄
オルツ 673 +100
Schoo 1,112 +150
GMO-AP 550 +66
ストップ安銘柄はありません
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